荻外荘 【史跡】(荻窪2丁目43番36号)

 

ページ番号1098120  更新日 令和6年12月8日 印刷 

荻外荘は、昭和前期に総理大臣を3度務めた政治家、近衞文麿の邸宅です。当初は、昭和2年(1927)年に、大正天皇の侍医を務めた医師の入澤達吉が、義弟で建築家の伊藤忠太に設計を依頼して建てた邸宅でした。昭和12年(1937年)に近衞文麿が入澤から邸宅を譲り受け、その後、西園寺公望が「荻外荘」と命名しました。近衞は、ここで政治会談や第二次・第三次近衞内閣の組閣を行うなど、荻外荘は近衞の主要な政治の場となりました。特に、昭和15年(1940年)の「荻窪会談」は、第二次近衞内閣の基本方針が確認された会議として有名です。戦後、昭和20年(1945年)12月16日に近衞は邸内の書斎で自決しました。
平成28年(2016年)3月1日、昭和期の政治の転換点となる重要な会議が行われた場所として、国の史跡に指定されました。

 

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