宗源寺 【寺院】(下高井戸4丁目2番3号)

 

ページ番号1007952  更新日 令和1年9月12日 印刷 

叡昌山(えいしょうざん)と号する宗源寺は、十界諸尊(じっかいしょそん)を本尊とする日蓮系の寺です。
当寺の檀家(だんか)であった有名な地理学者志賀重昮(しがじゅうこう)が記した「宗源寺開基碑」によると、当寺開山光伯院日善の祖先は畠山重忠の一族江戸遠江守太郎判官重永の孫で甲斐国(山梨県)吉田郷に住した吉田宗利とされます。寺名は宗利が法華宗に帰依(きえ)して法名「宗源」と称したのに因み、末孫の日善が慶長年間(1596年~1615年)の初めに、この地に当寺を開いて寺名としたと伝えられます。
境内の不動堂は、この近くにあった修験道の本覚院(明治5年(1872年)廃寺)のものでしたが、明治44年(1911年)に現在地に移し、昭和42年(1967年)に改築したものです。
この不動堂はかつて高台にあったため、「高井堂」と呼ばれ、それが高井戸という地名の起源になったとする説もあります。
当寺の文化財としては、南北朝初期の板碑や滝沢求馬(正徳3年(1713年)没)の筆になる釈迦涅槃図(しゃかねはんず)が保存されています。

平成31年(2019年)2月

本堂の写真
本堂
稲荷社の写真
稲荷社
不動堂の写真
不動堂
区指定文化財ラカンマキの写真
杉並区指定文化財 天然記念物 宗源寺のラカンマキ

 

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