22 松林寺 【寺院】(高井戸東3丁目34番2号)

 

ページ番号1007970  更新日 令和6年6月28日 印刷 

柏邑(はくゆう)山松林寺は、曹洞(そうとう)宗の寺院で、木造千手観音菩薩坐像を本尊とし、木造閻魔(えんま)王坐像も安置されています。
文禄2年(1593年)、中野成願(じょうがん)寺5世葉山宗朔(ようざんそうさく)によって開山され、開基正林寿慶庵主(しょうりんじゅけいあんじゅ)の名にちなんで「正林寺」と称していましたが、正徳3年(1713年)の4世竜光宜活(ぎかつ)の代に、当寺の周辺に松が多かったことにちなみ、寺名を「松林寺」と改めています。また、開創時の当寺は、小字堂の上・堂の下・寺前と称された辺り(現・堂ノ下橋北側)にありましたが、
程なく現在地(旧小字正用(しょうよう))に移ったと伝えられています。
当寺には、文明3年(1471年)銘の板碑(いたび)をはじめ、延宝2年(1674年)銘、天和3年(1683年)銘の庚申塔(こうしんとう)や、正徳3年(1713年)銘の地蔵塔など多くの文化財が保存されています。
なお、当寺は、田端(現・成田西3丁目)にあった同宗の全福寺を大正3年(1914年)に合併しています。

 

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