76 大法寺 【寺院】(松ノ木3丁目33番19号)
松栄山大法寺は、日蓮宗の寺院で、本尊は「大願主当寺開山利生院日善」銘のある慶安2年(1649年)の木造日蓮上人坐像です。
開山は利生院日善、開基は旗本の浅香伝左衛門直良といわれています。
当寺は寛永8年(1631年)、現在の新宿区牛込榎町に創建されましたが、寛文3年(1663年)と江戸時代末期(年代不詳)と2度の火災に遭いました。
当寺は、寛文3年の火災後、元禄5年(1692年)に2世日堯(にちぎょう)が、檀家の旗本、浅香安右衛門直武および、その子で幕府植木奉行や畳奉行等を勤めた伝左衛門直良が行った土地の寄進により再興したといわれています。
明治42年(1909年)に現在地へ移転、現本堂は昭和53年(1978年)に新築されたものです。
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