26 松ノ木遺跡 【遺跡】(松ノ木1丁目3番22号)

 

ページ番号1008004  更新日 令和6年7月8日 印刷 

松ノ木遺跡は、松ノ木中学校と南側の松ノ木運動場にかけて広がる、約2万平方メートルにもおよぶ舌状台地上の遺跡です。
本遺跡は、旧石器時代(約20,000年前)から縄文時代中期(約5,500年~4,400年前)、弥生時代後期(約1,800年~1,700年前)を経て、古墳時代後期(約1,400年~1,300年前)にいたる遺跡で、区内でも最大規模の遺跡です。
これまでの発掘調査では、住居跡や完形の土器、石器類が数多く出土しました。特に縄文時代、弥生時代の住居跡が多く見つかり、長期間に渡って人々が住み続けた遺跡であることが分かりました。
昭和50年(1975年)~昭和51年(1976年)に実施した調査では、松ノ木中学校敷地内だけで60軒を超える住居跡が、重なるように確認されています。
遺跡内には、昭和29年(1954年)の調査で発掘された古墳時代の竪穴住居跡が保存されており、柱穴や推定復元したカマドを見ることができます。また、すぐ隣に方南町峰遺跡群で発見された古墳時代の住居を推定復元しており、当時の景観を想像することができます。

 

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