70 高円寺氷川神社 【神社】(高円寺南4丁目44番19号)

 

ページ番号1007935  更新日 令和6年8月13日 印刷 

この神社の祭神は素盞鳴命(すさのをのみこと)です。社伝によれば、源頼朝が奥州征伐の際にこの地に着き、安達藤九郎盛長に命じて社殿を建立させたとも、家臣の村田兵部某が高円寺村にとどまり農民となった時、大宮の氷川神社をまつって社殿を建立したのが起源ともいわれています。言い伝えによれば、天文年間(1532年~1555年)、村内にある髙円寺(曹洞宗寺院)と同じ頃の創建といわれます。しかし、詳細なことは定かではありません。
当社は「新編武蔵風土記稿」多摩郡高円寺村氷川社の条に、「除地四段三畝十歩 外ニ供免一段五畝 小名原(しょうみょうはら)ニアリ 是モ鎮守ナリ 本社三尺四方南向 上屋二間ニ三間 木ノ鳥居ヲタツ 村内高円寺ノ持」と記されており、江戸時代には高円寺村小名原の鎮守様として農民の信仰を集め、髙円寺が別当職を務めていたとわかります。明治7年(1874年)に、村社となりました。
境内には、3社の末社がまつられていますが、なかでも気象神社(祭神・八意思兼命(やごころおもいかねのみこと))は、全国で唯一の非常に珍しい神社です。この社は、戦時中、旧馬橋4丁目(現・高円寺北4丁目)にあった陸軍気象部内にまつられたものですが、戦後、関係者の要請で当神社の境内に移されました。

 

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