70 高円寺氷川神社 【神社】(高円寺南4丁目44番19号)

 

ページ番号1007935  更新日 平成28年1月18日 印刷 

この神社は、旧高円寺村小字原の鎮守で、、祭神は素盞鳴命です。
創建について口碑によれば、天文年間(1531~1544)、村内曹洞宗高円寺の創建と同じ頃といわれます。また社伝によれば源頼朝が奥州征伐の際、この地に着き、安達藤九郎盛長に命じて社殿を建立させたとも、家臣の村田兵部某が高円寺村にとどまり農民となった時、大宮の氷川神社を勧請して社殿を建立したのが起源ともいわれています。しかし、詳細なことは詳かではありません。
当社は『新編武蔵風土記稿』多摩郡高円寺村氷川社の条に、「除地四段三畝十歩、外ニ供免一段五畝、小名原ニアリ、是モ鎮守ナリ、本社三尺四方南向、上屋二間二三間、木ノ鳥居ヲタツ、村内高円寺ノ持」と記されており、江戸時代には、原の鎮守様として農民の信仰を集め、高円寺が別当職を努めていたといわれます。明治七年、村社となりました。
境内には、3社の末社が祀られていますが、なかでも気象神社(祭神・八心思比顕命)は、全国でも数少なく、非常に珍しい神社です。この社は、戦時中、旧馬橋四丁目にあった陸軍気象部内に祀られたものですが、戦後、関係者の要請で当神社の境内に遷さでました。

昭和59年3月

 

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