65 民間信仰石塔(高円寺南一丁目) 【信仰】(高円寺南1丁目11番)

 

ページ番号1007921  更新日 平成28年1月18日 印刷 

ここに建立されている石塔は、正徳3年(1713)銘・元禄7年(1694)銘の庚申塔、寛文10年(1670)銘、享保6年(1721)銘の阿弥陀塔と享保13年(1728)銘の供養塔計五基があります。
庚申信仰は、「長生きするためには庚申の夜は身を慎しみ、諸善を行い、徹夜をすべきである」という中国の道教説から始まったようです。それが日本に伝わってからは、中世以降仏教や神道の信仰と習合して庶民の間に広まり、江戸時代には本尊を青面金剛とし、不見、不聞、不言の三猿と日月二鶏を配する塔が一般的に造られるようになりました。
阿弥陀如来は四方極楽世界の本尊とされ、他力往生の誓願をたて、この仏を信じるものは、ただ念仏さえ唱えれば難行苦行を積むまでもなく、仏が大慈の光明を照らし、お迎えくだされるとされています。
これらの石塔は、この辺りが武州多摩郡高円寺村といわれた頃、地域の人々によって、悪病退散、村民安全などを祈願して建立したものと思われます。
昭和42年、崇敬者が相計り、特に交通安全を祈願して南向きだった社殿を環状7号線に向けて改修整備しました。
昭和57年から例祭日を11月23日と決め、お札やお供物を配るようになりました。

昭和58年3月

 

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