東円寺 【寺院】(和田2丁目18番3号)

 

ページ番号1008027  更新日 令和4年8月22日 印刷 

医王山悉地院(しっちいん)東円寺は、真言宗豊山(ぶざん)派の寺院です。当寺は、薬師如来像を本尊とし、江戸期に造られた聖観音像も安置されています。
開創は天正元年(1573年)で、備後(びんご)国(岡山県)の僧佑海(ゆうかい)(一説には秀海)が開山したと伝えられています。
本堂は、徳川家康が入府した頃に九州から出府した三谷氏の発願により改築されたと伝えられ、さらに昭和7年(1932年)に再改修したものです。
境内にある観音堂は、江戸三十三観音の第十九番札所であり、また六地蔵石像は寛政8年(1796年)に造られたものでしたが、破損がはなはだしく、新たに造立したものです。
墓地入口には、かつての妙法寺道の北側にあった「十三塚の碑」が移されています。このほか、文化財としては康永3年(1344年)・至徳3年(1386年)銘の板(いたび)が保存されています。
なお、当寺の飛境内(和田1丁目13番)には不動明王が祀られています。この不動明王は大山不動尊の道しるべであったと伝えられるもので、今も人々の信仰を集めています。

 

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