6 荻窪八幡神社 【神社】(上荻4丁目19番2号)

 

ページ番号1007906  更新日 令和4年7月4日 印刷 

この神社は旧上荻窪村の鎮守で、今から約1,100年前の寛平年間(889年~898年)に、応神天皇を祭神として建立されたと伝えられています。

永承6年(1051年)、源頼義が奥州の安倍貞任(あべのさだとう)征伐の途中、ここに宿陣して戦勝を祈願し、のち康平5年(1062年)の凱旋の時、神恩に感謝して当社を厚く祭ったといわれています。また、文明9年(1477年)4月、江戸城主太田道灌(おおたどうかん)は、上杉定正(うえすぎさだまさ)の命をうけ石神井城主豊島泰経(としまやすつね)を攻めるにあたり、源氏の故事にならってこの神社に武運を祈願し、この時、槇(まき)(コウヤマキ)の樹一株を植えたと伝わります。この樹は「道灌槇(どうかんまき)」とも呼ばれ、500年以上の歳月が経過した現在も御神木として大切に保護されています。昭和61年(1986年)には、杉並区の天然記念物に指定されました。

なお、当社には、永仁2年(1294年)、嘉慶2年(1388年)、応永29年(1422年)年銘の板碑、その他石造物、土器や石器類、社宝の勝海舟の大幟(おおのぼり)などがあります。勝海舟の大幟は、平成28年(2016年)に杉並区の有形文化財に指定されています。

 

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