66 海雲寺 【寺院】(成田東4丁目18番9号)

 

ページ番号1007982  更新日 平成28年1月18日 印刷 

当寺は江月山と号する曹洞宗の寺院で、本尊は釈迦如来坐像です。
慶長16年(1611)8月、江戸八丁堀(現中央区八丁堀)の地を拝領して開創されましたが、その後、寛永12年(1635)に御用地となったので同年5月、浅草八軒寺町(現台東区寿町)の地に移転し、明治43年(1910)区画整理のため現在地に移転しました。
開山は、上野国(現群馬県)甘楽郡菅原村陽雲寺の天徳寛隆で、開基は谿谷院殿月山窓雲大童子(細川越中守子息)です。現在は、慧越派または海雲寺派と称される曹洞宗の一派をなしています。
本堂は明治20年に建立され、山門は江戸城内の紅葉山から移転したといわれる由緒ある建造物です。
本堂の左手の御堂には木食上人像が安置され、境内の観音像には、寛政10年(1798)の銘と「武州多摩郡田はた村内せき口大場源左衛門」の造立者名が見られます。

昭和59年3月

 

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