永昌寺 【寺院】(永福1丁目6番15号)

 

ページ番号1007881  更新日 令和1年10月30日 印刷 

当寺は、天長山と号す曹洞宗の寺院で、本尊は木造釈迦如来座像です。
開創年代は明らかではありませんが、『続御府内備考』及び寺伝によると、寛永元年(1624年)4月、江戸四ッ谷塩町三丁目(現新宿区愛住町)に開創したといわれています。
開山は、当寺の本寺である龍昌寺の五世明岩舜洞で、寛永12年(1635年)7月に亡くなっています。
明治43年(1910年)、下高井戸二丁目にあった永泉寺を合併し、当地へ移転してきました。合併に際し、永泉寺に伝来する玉石薬師と呼ばれる玉石も合祀しました。この玉石は、玉川上水の永泉寺付近工事の際に土中より発見され、その光沢の中に薬師像が浮き出たといわれています。永泉寺は工事の無事竣工を念じ、この玉石を供養したことから、近隣の信仰を集め、これに因み丸薬も作られたと伝えられます。
昭和20年(1945年)5月、永昌寺は戦災に遭い、この玉石は、本堂とともに焼かれて光沢を失ったものの、今なお、大切に安置されています。
また、当寺の門前と境内には、江戸時代に建立された4基の庚申塔と2基の地蔵塔があります。

平成31年(2019年)2月

釈迦牟尼仏坐像の写真
釈迦牟尼仏坐像
梵鐘の写真
梵鐘(ぼんしょう)
玉石薬師の写真
玉石薬師堂

 

このページに関するお問い合わせ

教育委員会事務局生涯学習推進課文化財係
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話:03-3312-2111(代表) ファクス:03-5307-0693