子育てきずなサロン行ってみました(令和4年7月1日)
阿佐ヶ谷に‘子育てきずなサロン’という場所があると聞きどんなところかなと訪問してみました。また、主宰のままころ代表 湯澤美典さんにもお話伺ってきました。
子育てきずなサロン ままころ
杉並区社会福祉協議会が地域の方々の交流場所として行っている事業「きずなサロン」。ままころは、その中でも「子育てきずなサロン」として、子育てに関わる方々に向けて居場所作りをしています。
子育てきずなサロン ままころはJR阿佐ケ谷駅から徒歩5分ほどのコミュニティふらっと阿佐谷で開催されています。
1階の入口入ってすぐのスペースが、第1・第3・第5月曜日の午前9時30分~11時30分パパやママに開放されています。予約は必要ありません。ガラス張りで外からアットホームな様子が見えるので入りやすい雰囲気です。参加費(協力金)100円で参加できます。
スタート時間になると
朝9時30分にオープンすると続々とママたちが集まってきました。お子さんを保育園や幼稚園に送ってきた帰りにふらっと一人で立ち寄る方や、家事がひと段落してお子さんを遊ばせたい方など、さまざまなママたちがいらっしゃいました。就学前0~3歳までのお子さんをお連れのママが比較的多いようです。
特に何かイベントがあるというわけではなく、自由にのんびり過ごす場所の提供が基本的スタンスだそうで、みなさん思い思いにリラックスして過ごされています。子どもたち同士初めてでも自然と遊び始めるようです。
自由な雰囲気のなか、スタッフの方が紙コップや紙皿など身近なものを使ったてんとう虫を作るコーナーが始まり、少し時間をおいて絵本の読み聞かせも行われました。驚いたことにおもちゃ作りに材料費の追加費用はかかりません。季節感を大切に、最近来所されるお子さんの月齢なども参考にして、わかりやすく安全なプログラムを心がけているそうです。
そのうちに「2人目ができて上の子が赤ちゃん返りしてるんです」とぽろっとママがつぶやくと先輩ママたちが「こんなことあったよ」と子育て相談する光景が始まりました。子育てはわからないことが多く、不安になることがあるので、実際のリアルな話が身近に気軽に聞けるなんてとてもありがたい場所だなと思います。
スタッフが子どもを預かる託児はないですが、そっと寄り添って見守ってもらえます。
特に企画などガチガチにしていないのは、自分のやりたいものにだけ参加してほしいというコンセプトだから。せっかく来たのに苦手な企画だからとストレスになったりしてほしくなく、好きに過ごしてほしいという思いがあるからだそうです。
代表 湯澤美典さんの想い
ママにゆっくりしてほしいと思って始めた「子育てきずなサロン」。コロナ禍前は紅茶と手作りしたケーキを用意してお迎えしていました。子育て中の親はほっと一息つく暇もないので「誰かのいれてくれたお茶をゆっくり飲んでほしいな」と思ったのがきっかけです。
最近では、お子さんが大きくなったけれども先輩ママとして困っているママたちの相談に乗りたいと、卒ママが助っ人として来てくださるのがとても嬉しいです。
たくさんの方に知ってもらい、遊びに来て交流してほしいです。「まだまだ広まっていない」ので、よかったらシェアお願いします。
また、プレパパ・プレママの時から遊びに来てもらって、web検索ではわからない、いろんな子育てがあること、いろんな子どもがいることをわかって安心してほしいと思っています。パパママ学級では人形での実習ですが、ここは実際に赤ちゃんがいるのでぜひ触れ合ってもらいたいです。
あとがき
子育て中のパパママにゆっくりしてもらいたいと始めた活動は12年にわたり、コミュニティふらっと阿佐谷では平成27年(2015年)から始めたというこのサロン。私も知っていたら通っていたのになあと思いました。とにかく集まっているママたちがリラックスしてお家のように過ごしている姿が印象的で、スタッフもニコニコとても楽しそうでした。パパママの応援をしたい気持ちがひしひしと伝わるサロンでした。
「コミュニティふらっと」は講座や多世代交流イベントへの参加を通じて、身近な地域の方が集い、世代を超えて交流する場となる施設です。令和4年7月現在、区内に5館あります。
すぎラボライター さくら
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