永福図書館の「おはなしかい」に参加してきました(令和6年1月15日)

 

ページ番号1092505  更新日 令和6年1月15日 印刷 

「すぎラボ」は、杉並区で子育て中のママライター、パパライターによるコンテンツです。

今回は永福図書館のイベントに8カ月の子どもを連れて行ってきたので、ご紹介したいと思います。永福図書館では、おはなしのへやという2階のスペースで、定期的におはなしかいが開催されています。今回参加したのは「えいごでおはなしかい」と「わらべうたとえほんの会」。いずれも0、1、2歳を対象にした会で、ボランティアスタッフが、絵本の読み聞かせやお歌の紹介をしてくれる30分ほどのイベントです。お家での読み聞かせの気になる点についてもアドバイスをいただきました。

おはなしかいの様子

えいごでおはなしかい

「えいごでおはなしかい」は土曜日開催だったこともあり、パパママで参加されている親子もいました。
今回のボランティアスタッフは8年間イギリスで暮らしていらしたお母様と娘さん親子のお二人。娘さんが小さい頃、よく現地の図書館の読み聞かせに通っていたそうです。その楽しい思い出を共有するために、ご自身が読み手として現在は活動されています。

今回は『The Mouse's Vest』(Kate Klippensteen訳)と『The Happy Day』(Ruth Krauss作)の2冊。『The Mouse’s Vest』は日本でもお馴染み、『ねずみくんのチョッキ』(なかえよしを 作、上野紀子 絵)です。特徴は文字が少なく、似たフレーズが繰り返される0歳からでも楽しめる絵本。『The Happy Day』はアメリカの絵本で日本では『はなをくんくん』というタイトルで翻訳されています。白黒の絵が印象的で春のおとずれが文や絵で優しく表現されているので、3歳ぐらいがよりストーリーを楽しめるかもしれません。読み聞かせでは、日本語で一通り朗読した後に英語で朗読。我が子も思ったよりも興味津々で聞いていました。絵本のあとには「Twinkle Twinkle Little Star(きらきら星)」を皆で歌って終わりました。普段英語に触れる機会が少ないので、大人にとっても貴重な時間でした。

海外らしい色使い、読みやすい英単語、口コミのよさなど英語の本を選ぶ決め手はさまざまです。いまやインターネットで海外の絵本も簡単に購入できてしまいますが、数多ある絵本の中から気に入る1冊を選ぶことに苦労していました。参加してみて、今回のようなおはなしかいで出会った本を買ってみるのもよいなと感じました。最近は日本語絵本の英訳版を多く出している出版社もあるようで、好きな日本語の絵本から英語版を選ぶのもよいそうです。

わらべうたとえほんの会

「わらべうたとえほんの会」ではわらべうた数曲と絵本の読み聞かせです。わらべうたははじめて耳にするものばかりでしたが、歌詞カードも用意されていたので大丈夫。ゆったりとした曲調に合わせて、触れ合って遊びながら歌います。絵本は季節やお歌のテーマに合わせて図書館スタッフやボランティアスタッフが選んでいるそうです。今回は『わらう』(さこももみ 作)と『おかおみせて』(ほしぶどう 作)の2冊をボランティアスタッフが読み聞かせしてくれました。表情や顔がいっぱい描かれている幼児向けの絵本でした。わらべうたのあとだったからか、子どもたちも緊張感が解けて楽しく聞いている印象でした。

あとから調べてみると、わらべうたは童謡と違い、生活やあそびの中で親や祖父母から伝承されたり、子どもから自然に作りだされたりするものを指すそうで、地域や場所によってもさまざまあるようです。イメージしやすいものでいうと「あんたがたどこさ」など遊びの中で歌うもの。さらに乳幼児向けの歌でいうと「いっぽんばし」「げんこつやまのたぬきさん」などがそれに当たるようです。

特に月齢の小さいうちは何して遊んであげようと悩むパパママも多いですよね。わらべうたは、リズムに合わせてスキンシップもできるので何曲か覚えておくとよさそうです。

どんな様子?

おはなしのへやは図書館2階のエリアの一角にあります。靴を脱ぐ小上がりスペース。少人数でリラックスした空間です。

おはなしのへやの写真
おはなしのへや

ずり這いができるようになり、とにかく動き回る我が子。ボランティアスタッフが名前を呼んでお歌を歌ってくれるなどとてもアットホームだったので、焦ることなく楽しくすごすことができました。

お家での絵本の読み聞かせのアドバイス

せっかくなのでおはなしかいのあと、我が子に読み聞かせをしていて気になっていることを聞いてみました。

Q:読み聞かせの最中にこどもが飽きてしまったら?
A:一般的には飽きてしまっても最後まで読むことが大事といわれています。もちろん図書館でのおはなしかいでも最後まで読むようにしています。

Q:絵本に書いてあること以外のセリフや読み方のアレンジはつけたほうがいい?
A:おはなしかいでの読み聞かせでは、リズムやアレンジはつけずに書いてある文字をそのまま読むよう意識をしています。作者さんの思いと離れてしまうため、また、子どもによっては、別のところで同じ言葉を聞いた時に違和感を覚えることがあるためです。ただ、お家での読み聞かせでは、お父さんお母さんが楽しく読み聞かせることも大切なので、気にしすぎず楽しく読むのもいいかもしれません。

Q:絵本をよく噛むのですが…
A:飲み込んでしまうこともあるので、まずは保護者の方は見守っていてください。その上で噛み跡や破れも、「このページが好きだったんだな」というようなおおらかな気持ちで無理に止めなくてもいいかもしれません。ぐしゃっとなってしまった本も、思い出としてとっておくのはどうでしょう?

(…ただし、図書館で借りる本は皆さんが使う公共の本なので、大切に貸し借りできるよう気をつけましょう)

とても親切にアドバイスしてもらいました。
赤ちゃんの頃でも、親に読んでもらった記憶は大切な思い出として残るそうです。楽しい記憶、思い出を本を通してたくさん作れるといいなと思いました。

利用を考えているパパママへ

「子どもがうるさくしてしまったら…」と参加をためらうパパママもいるかもしれません。会が始まってからも、出入りは自由。ガラスで仕切られた子ども向けのスペースの一角なので、多少泣いたりグズっても周りの目を気にする必要はなさそうです。スペースも広めなので、ベビーカーでも安心です。

同じ2階のフロアに授乳室やオムツ台もあり、滞在が長くなる場合も安心です。利用する場合は貸出カウンターのスタッフに声がけをします。

授乳室の写真
授乳室

・永福図書館では、おはなしかいに参加するとスタンプがもらえます。10個貯まるとちょっとしたプレゼントがもらえるそうですよ。

スタンプカードの写真
スタンプカード

今回ご紹介したのは乳幼児向けのおはなしかいでしたが、他にも小学生向けや対象年齢なしのイベントもあるので、気になるおはなしかいがあるかチェックしてみてください。

寒い冬の季節、子どもと室内で過ごすことも多くなってきていると思います。この永福図書館は令和3年4月に現在の場所にリニューアルオープンしたためとてもきれいで新しく、快適に過ごせる場所です。寒い季節だからこそ、気になるイベントを見つけて、ぜひ図書館に足を運んでみましょう。

図書館の利用案内については、図書館ホームページにてご確認ください。

コミュニティふらっと永福

最後に永福図書館と併設のコミュニティふらっと永福についてご紹介。3階建ての広めの建物には1,2階の図書館に加えて、3階には会議や集会に使える集会室や多目的室、楽器練習室があります。多目的室では、産後ヨガ、ピラティスの講座が開催されており、産後ヨガのクラスでは、最近から杉並子育て応援券が使えるようになりました。
その他毎月行われる講座については、こちらで案内されています。

すぎラボライター ママ・ミーナ!

 

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