いつもの公園が〔冒険遊び場〕に!プレーパークで遊びました(令和5年11月15日)
子育て中の皆さん、プレーパーク(冒険遊び場)はご存じですか?
デンマーク発祥の「冒険遊び場:プレーパーク」は、子どものさまざまな興味関心を受け止め、子どもが自由に遊びを生み出したり、遊びの場を作ったりすることができる場所です。約40年前に世田谷から始まり、その後日本各地に広がりました。
杉並区では、NPO法人杉並冒険あそびの会「杉並冒険遊び場・のびっぱひろっぱ」が区の委託を受けてプレーパークを運営しています。
定期的にプレーパークが開催されているのは区内2カ所の公園(柏の宮公園・井草森公園)となっています。ですが実は、年に数回、別の場所でも「出張プレーパーク」が開かれているのです。
今回は、令和5年9月30日に馬橋公園で開催されたプレーパークを体験してきました。
プレーパークの利用案内
プレーパークに参加するのが初めての人は、以下の点を確認して遊びに来てください。
- 事前に申し込みはいりません。当日、直接会場へお越しください。
- 費用は無料です。
- 出入り自由ですが、最初に受付を通ってください。
- 年齢制限はありません。どなたでも遊びに来てください。
ただし、未就学児の場合は、保護者同伴でお願いします。 - 汚れてもいい服装、着替え、必要に応じて飲み物やを持ってきてください。
- 感染症予防策については以下をご覧ください。
プレーパークでどんなことができるの?
普段の公園ではできない遊びが体験できます。この日は以下の遊びが行われていました。
- ロープ遊具
- 泥遊び
- 木工作
- たき火
- こま回し
- ボール転がし
遊び場にはスタッフの方がおられ、中にはプレーリーダーと呼ばれる専門性を持ったスタッフもいらっしゃるようです。スタッフの方に教えてもらったり、スタッフの方の見よう見真似をしたりして、どの子どもたちも思い思いに遊んでいます。
- ロープ遊具。木々にロープを渡して網の目状になっているところをくぐったり登ったり。ハンモックも設置されていました。
- 木工作。一番喜んでいたのがこのコーナーでした。親の手助けのもと、金づちで釘を打ってみる7歳児。4歳児は釘を使わず接着剤で木材の切れ端をくっつけて楽しんでいました。
- ボール転がし。雨どいを使った坂道が組まれており、自由にボールを転がせるようになっています。4歳児はたくさんのボールがあるだけでも大喜び。熱中していました。
- たき火。火を間近で見る機会もめったにありません。拾った小枝をくべてはじっと眺めていました。
終わりに プレーパークから保護者が学んだこと
子どもたちは、いつもの公園で普段できないようなことが体験できてとても楽しかったようです。特にたき火や木工作などは危ないと考えてしまい、体験させたくても保護者としてはなかなか躊躇してしまうものです。
この日も、子どもが木工作に挑戦しているときにうっかり口や手が出てしまいました。周りの保護者の方にも同様のシーンが多く見られたのですが、プレーリーダーの方の「いつの間にか親御さんが作っていませんか?手を動かすのは子どもですよ」という呼びかけに思わずはっとしました。手を出し口を出すだけではなく、やらせてみること・見守ることが、子どもの成長には必要であると改めて感じさせられました。
「自分の責任で自由に遊ぶ」プレーパーク。やりたい遊びに自由に挑戦できるプレーパークで普段とは異なる体験・経験を積み重ねた子どもは、心も成長することでしょう。
子どもたちのためにも、このプレーパークが、地域とともに発展し続けていく場所であってほしいと願いました。
すぎラボライター Leo
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