子育てに必要なものを賢く手に入れる・手放すには?【リユース・リサイクルのすすめ】(令和6年6月15日)

 

ページ番号1094963  更新日 令和6年6月15日 印刷 

「すぎラボ」は、杉並区で子育て中のママライター、パパライターによるコンテンツです。

子どもとの暮らしにおいて常々思うのは、「子どもが成長するにつれ、必要なものはどんどん変わっていく」ということ。
たとえば赤ちゃんのときはベビーカーや哺乳瓶などの育児用品、幼児期には通園グッズやトイレトレーニング用品、小学生になれば鍵盤ハーモニカや絵の具セットといった学用品。他にも服やおもちゃ、記念行事品、習い事用品など、数え上げればきりがありません。

その都度必要なものを準備するわけですが、もちろんある程度の出費を伴います。できるだけ安く手に入れたいな…と思うこともしばしばです。
一方、使い終わったものの保管にも頭を悩ませます。保管するにもスペースが必要ですし、だからと言ってまだ使えるものを処分してしまうのは心が痛みます。

どんどん増える子育てに必要なものを「賢く手に入れる・手放す」にはどんな方法があるのでしょうか。区内在住の筆者の視点で、ぜひ知っていただきたい情報をお届けします。

ものを賢く手に入れる・手放す方法3選 @杉並区

【手に入れる・手放す】不用品情報コーナー(NPO法人すぎなみ環境ネットワーク)

杉並区民(注)の間で物品のリユースができるシステムがあることを知っていますか?それがNPO法人すぎなみ環境ネットワークの運営する無料の不用品斡旋システム「不用品情報コーナー」です。譲りたい物品「譲ります」・欲しい物品「探しています」を挙げれば、希望者がいた場合、すぎなみ環境ネットワークが初回紹介する形でやりとりを行うことができます。
利用には登録が必要ですが閲覧だけなら登録は不要なので、「譲ります」コーナーを定期的にチェックすると、思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれませんよ。
(注)正確には、杉並区内に在住、在勤、在学の方を指します。

【手放す】衣類の拠点回収

成長に合わせて必ず準備する子ども服。すぐに背が伸びてしまい、あまり着ていないうちにサイズアウトしてしまうことも少なくありません。
そんな服をリユース・リサイクルできるのが、区役所や地域区民センター等区の施設で実施している「衣類の拠点回収」です。まだ着用できるきれいな衣類を、月に一度回収しています(雨天中止)。
主に古着として再利用されるため、「捨てるのはもったいない、でも譲る人もいない…」という場合におすすめです。

洗濯するナミーのイラスト

【手に入れる・手放す】地域のフリーマーケット・バザー・リサイクル活動など

アフターコロナへの転換に伴い、これまで開催が見合わされていたフリーマーケットやバザーが再開されるようになりました。先日筆者の近所でも地元商店街によるフリーマーケットが開催され、子ども服やおもちゃを格安で購入することができました。もちろん価格だけでなく、出店者との世代を越えた交流もメリットだと言えます。
また、学校によってはPTAが制服のリユース活動を推進しているケースもあるようです。保護者同士で情報交換すれば、お得な情報が手に入るかもしれませんね。

不用品情報コーナー利用レポート

上で紹介した「不用品情報コーナー」を、筆者が数年前に利用した際の体験談を紹介します。
ある日「譲ります」コーナーに、小ぶりな木製ラックが掲載されているのを見つけました。記載されているサイズを確認すると、ちょうど我が家のおもちゃ収納スペースに良さそうです。代金も無料とのことだったのでぜひ譲ってほしいと考え、緊張しつつもシステム利用登録をし、出品者の方の紹介を受けました。やりとりはメールでスムーズに進み、受け渡し場所と日時を決め、対面で無事にラックを譲ってもらうことができました。そのラックは現在も活用し続けています。
相手の方が手描きの分かりやすい組み立て説明図をつけてくれていたのでメールでお礼を伝え、心温まるやりとりが生まれたことも良い思い出です。

不用品を譲り合うとても良い仕組みなのですが、システム登録をする必要がある点や、紹介後は個人間のやりとりになってしまう点などが、フリマアプリなどと比較するとやや心理的ハードルが高いかもしれないと感じました。それでも、今まさに譲りたいものや欲しいものが掲載されているかもしれないので、ぜひ一度不用品情報コーナーのウェブページをチェックしてみてほしいと思います。

リユース・リサイクルの観点で、子育てに必要なものを賢く手に入れよう・手放そう

地球となみすけ・ナミーのイラスト

ものがどんどん増えていく子育て期。必要なものはお得に手に入れたいし、まだ使えるものは大事にしたい。そんなときに、ここで紹介した方法をぜひ試していただければと思います。SDGsの観点からもリユース・リサイクルは積極的に心がけていくべきです(目標12.つくる責任、つかう責任)。大人が物を大切にする姿を見せれば、子どもたちも自然とそれが当たり前に感じると考えています。

すぎラボライター Leo

 

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