[コロナ禍]病児保育の本当のところ取材してみた(令和4年4月15日)

 

ページ番号1072474  更新日 令和4年6月28日 印刷 

「すぎラボ」は杉並区で子育て中のママライター・パパライターによるコンテンツです。

ワーママの強い味方、病児保育。
ところが、病児保育の内情ってよくわからないし、色んな疑問がわいて利用をためらうことも多いのではないでしょうか。

「他の病気をもらわないかしら…」
「コロナ対策はされているの?」
「39℃もあって心配…」

この記事では、コロナ第6波ピーク渦中に病児保育室にインタビューした結果をご紹介します。
利用者が抱きがちな質問と、普段は聞けない病児保育側からのメッセージも記載しています。

  • たむら医院病児保育室こねこ様にご協力頂きました。
  • 病児保育室とは、保護者が就労等しており、子どもが病気などで保育施設等に登園できない場合に、一時的に預ける施設です。
  • 当記事は杉並区内病児保育室の一例について記載したものであり、全ての病児保育室の状況をお伝えするものではありません。
  • 事前登録等の基本情報は以下のページをご参照ください。

マスクをするナミー

うがいをするなみすけ

新型コロナ感染対策

予約前に周囲での感染者有無を確認

予約を受けてすぐに、病児保育室側が保護者に濃厚接触者を含めた感染者の有無や周囲の感染状況などの聞き取りをします。基本的なことですが、大事なポイントです。

利用前に医師が診察し、必要な場合は抗原検査を実施(陰性の場合のみ預かり)

筆者は杉並区内の別病児保育施設にて、コロナ禍に1歳の息子を預けましたが、そちらでも抗原検査を実施しました。
結果が出るまで1時間程度必要なので、その間仕事はできませんでしたが、陰性を確認した上で預けることができました。
(ちなみにたむら医院では、10分~15分程度で結果がでるそうです。助かりますね。)

室内は細かいところまで消毒を徹底

床や遊んだおもちゃはもちろん、壁、ドアノブ等細かいところまで非常に頻繁にアルコール消毒したり、消毒器でおもちゃを消毒したりしているそうです。

病児保育室のサポート

定員6名に対し、保育士2名+看護師1名

保育士2名と看護師1名なので、手厚いですね。

隔離部屋2室

感染症の場合は隔離室で預かり、他の子どもに病気が広がらないようにしています。
筆者の息子を感染性胃腸炎で杉並区内の別病児保育施設に預けた際も、隔離室での預かりとなりました。

定期的な医師の巡回と病状急変時の対応

看護師さんが常駐しているだけでなく、定期的に医師が保育室を巡回しているそうです。
病状急変時には医師が対応します。
いざという時に医師が近くにいると思うと安心できますね。

病児保育室側での過ごし方

保育室内に設置されているおもちゃ等

こちらは病児保育室側に頂いたコメントです。

「おもちゃに関しては、当日利用する年齢に応じておもちゃを保育士が選んでいます。

動物のお人形、着せ替え人形、おままごとセット、折り紙、塗り絵、お絵かきセット、ミニカー、その他キャラクターの音が鳴るおもちゃ等。」

おもちゃもとても充実しているようですね。
病中の子どもたちが快適な時間を過ごすことができそうで、とてもありがたいですね。

保育士なみすけ

昼寝はできるだけカスタマイズ

基本的には昼食後からおやつの時間の間に昼寝をするようです。
ただ、何等かの理由でこの時間帯に昼寝ができなかった場合、隔離室の利用が無ければ隔離室に保育士が付き、できる限り対応しているそうです。

病児保育室で働く方に迫ってみた!

以上は普段聞けない病児保育室の状況についての内容でした。
続いて、病児保育室で働く方にインタビューをしてみました。

やりがいを教えてください。

  • 「明日もここがいい!」「お迎え早い!もっと遊びたかった。」「病児保育室こねこにまた行きたーい!」など、お子様や保護者から良いお声を頂くととてもやりがい感じます。
  •  また、少し間が空いてまた利用してくださった時、前よりお兄さんお姉さんになっていると、その子の成長が分かりとても嬉しい気持ちになります。

とても温かい声ですね。子どもの成長を、地域の方にも見守ってもらえているということはありがたいものです。

利用者へメッセージをお願いします。

  • 病児保育室では一人一人の病状に合わせて保育しています。
    保護者から何か要望がありましたら、できる範囲でお応えしていきたいと思っております。
  • 持ち物にお名前の記入をお願い致します。また、嘔吐や下痢症状があるお子様は症状に合わせてお食事をご用意ください。例:経口補水液・うどん・お粥・すり林檎・ゼリー

保育園と同じく、持ち物に記名することが大事なようですね。

おわりに

我々保護者は、幼稚園や保育園の先生との関わり合いはありますが、病児保育室というと、どんな方がいらっしゃって、具体的にどんな施設なのか不明であるケースは多いかと思います。
しかし、インタビューをした結果、病児保育室の皆様がとても子ども思いな保育・看病をしていることがわかりました。

子どもは元気が一番!
ただ、病気をせずに大人になれる子はいませんし、病気の子どもの看病のためとは言っても何日も職場を休むのも難しいのが現実です。

そんな時に頼れるのが病児保育室。
ただ単に子どもを預けるというだけでなく、こんな風に愛情をかけて保育をしてくれていると思うと、とても心強いものですね。

すぎラボライター えりぱか

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病児保育について

子ども家庭部保育課保育支援係
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電話:03-3312-2111(代表) ファクス:03-5307-0688

 

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