我が家のコロナ体験談(令和4年10月15日)
今回は、今年7月末から、我が家がコロナウイルスに感染した時の実体験を書きました。家庭内で感染者が発生してしまった場合、家族全員に感染してしまう事が多いと聞いています。幸いにして私と長男の2人が家庭内感染をすることなく、何とか対応する事が出来ました。多少なりとも読者の皆さんのご参考になれば幸いです。(令和4年7~8月の状況です。)
感染予防対策していたのですが
我が家は、妻と、上から中学1年、小学4年と1年、幼稚園年中組の子ども4人の6人家族で、日々家の中は子ども達の元気な声で賑やかです。そんな中、夏休みに入って間もない7月末に、日頃より感染予防対策をしっかりとっていた妻が体調不調になったのが事の始まりでした。熱と喉の痛みがあると聞いたので「よもや」と思い、近くの薬局で抗原検査キットが販売されているのを知り、品切れ間近でしたが何とか購入してきました。その日の晩に検査したところ陰性だったのですが、翌朝の検査で陽性の結果が出ました。かかりつけ医に電話予約をして診察してもらった結果、陽性と診断されました。
家の中で感染予防対策を始めましたが
妻にはゆっくり休んでもらい、家事全般は私の方で行う事にしました。私は以前より終日、自宅でテレワーク勤務中だったので、日勤帯の時間でもある程度の融通が利くのが幸いしました。
ただ、妻が発症してしまった結果家族全員が濃厚接触者となり自宅待機せざるを得なくなってしまったので、家庭内感染のリスクが高まりました。家族全員が感染してしまうと、生活全般が止まってしまいますし、実際に会社の同僚から、家事もままならず宅配便を利用する事で何とか凌いでいるという話も聞いていましたので、何とか家族の全員の感染は避けなければ、という気持ちでした。
その頃から家の中での感染予防対策として、以前からの手洗いの他に食事の時以外は必ずマスクをする事と大声でのおしゃべりは禁止にしました。家の中での会話はマスク越しとなり、定期的に換気も行いました。妻は寝る時にもマスクを付けて寝ていましたが、昼間も夜も妻の横につきっきりだった4歳の長女が、まず発症してしまいました。長女ははじめから高熱を発しましたが、病院の薬のお蔭か、その翌日には徐々に熱が下がり出し、数日で体調は回復し食欲も戻りました。
東京都より食料品配達
私の会社の上司は、当時感染症から回復したばかりだった事もあり、私の家族の状況にも大変気遣ってくれました。うちサポ東京に申し込むと宿泊療養施設を希望できたり、家族全員が感染してしまった時に備えて食料品やパルスオキシメーターの配送をしてくれる事などを教えてもらいました。
妻も発症後に受診した病院からこの食料品配送サービスを紹介され、既に登録申請しており、その2日後には大きなダンボール箱が2箱我が家に届きました。中には大量のインスタント食品や飲料水、栄養ドリンクのゼリータイプやお菓子、魚の缶詰や甘酒などが入っており、これが全て無償とは大変驚きました。ちなみに、栄養ドリンクのゼリータイプは独特の味がして、家族内でも好みが大きく分かれました。
さらに子ども2人が発症
ちょうど暑い時期と重なり、汗をかき眠気を抱えながら家事全般をこなしていくのは初めての体験で、この頃が一番大変でした。ただ、その後に数日間雨の日が続き涼しくなったので、幸いにして体力を回復する事が出来ました。8月2週目前半辺りから妻も少しずつ起き上がれるようになってきましたが、すぐに体力を消耗してしまい横になって休む、という状況でした。そのうちに妻も家事ができるようになってきましたが、後で聞いた話では、全然食欲が無いのに6人分の食事を作るのがとても辛かったそうです。
8月2週目の後半から妻も通常の食事をとれるようになりましたが、味覚が少しおかしくなっている状態が数日続きました。(今は正常に戻っています。)
こうして少しずつ落ち着きを取り戻してきた頃に、今度は家の中で元気だった三男が発症してしまいました。三男とはカブトムシを捕まえに行く約束をしていた矢先だったのですが、それが叶わず本人はとても悲しかったようです。
以前より我が家では8月末に家族旅行を予定しており、子ども達もとても楽しみにしていました。濃厚接触者の自宅待機期間も考えますと、8月中旬迄には症状が収まり順調に自宅療養期間が終了しないと旅行には行けないよ、と家族全員に伝えていたので、いつもは賑やかな三男も旅行に行けるように毎日を静かに暮らすようになりました。
これで落ち着くかと思っていたところ、今度は次男が発症しました。この頃には妻と長女が回復して、次男と三男にはマスクを付けさせながら、夏休みの宿題やゲームのほかいままで録画していた映画やyoutubeで配信されているゲームの攻略法など見ながら、おとなしく家の中で生活していました。まだ発症していない長男と私は、何としても8月末の旅行には行きたいという強い思いを持ちながら、かなり気を引き締めて、自宅待機を続けました。
ようやく家族全員が外出OKに
家族の中で最後の発症者である次男の療養期間が終了したのが8月の3週目でした。ここから濃厚接触者の長男と私は発症しない事を祈りつつ、数日間を耐え忍び、8月4週目に自宅待機期間が終了しました。
自宅待機が解かれた時には、「これで旅行に行ける!」とみんなで喜び合いました。療養期間終了後も特に後遺症はなく、家族全員でお出かけも出来た、というだけでも大変有難かった事だと思っています。
家庭内感染のその後
先日、小学校で次男の授業参観があり壁に掲載されていた子ども達の「夏休みの思い出」絵日記を見ました。次男の日記には、コロナに感染してずっと自宅療養していた事も書かれており、今年は楽しい思い出はあまり作れなかったかなあ、と感じました。ただ私としては、テレワーク勤務だった事も幸いして、家族とより密接に過ごしながら対応して来られたので、貴重な体験が出来たと思っています。
すぎラボライター とーちゃん
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