3歳児健診は尿検査がポイント(令和6年12月15日)

 

ページ番号1098044  更新日 令和6年12月15日 印刷 

「すぎラボ」は杉並区で子育て中のママライター・パパライターによるコンテンツです。

悩むなみすけ

杉並区では赤ちゃんが生まれてからいくつもの健診があります。筆者は3人の子どもがいるため同じ健診を3回行っています。一人目の子では、毎回健診がどのように進むのかしらと緊張したものですが、回数を重ねるごとに緊張はなくなっていました。しかし3歳児健診だけは別。なぜなら尿検査があるためです。

苦労する人が多い3歳児健診

3歳児健診の案内が届くと、封筒の中には採尿カップとスポイト型の容器。目の前にはトイレトレーニングが終わっていない子ども。見比べて、さてどうしたらいいものかとため息をつく、そんなパパママは少なくありません。

驚くなみすけ

筆者は一人目で苦労したこともあり、下の子たちではトイレトレーニングを早めに始めるように心がけました。今回は3度目。完ぺきではありませんが、朝のトイレはほぼ習慣になっていました。でもやっぱり、採尿ができるかどうかは不安。トイレに行けても不安は消えないのか、と、苦笑いしてしまいました。
そこで3人の子どもの時が、どんな様子だったかを振り返ってみます。

筆者の子どもの場合(1)(男の子)

まさにトイレトレーニング練習中。朝のトイレは絶望的でした。起きた事に気づくと、すぐにトイレへ誘ったのですが、「でない」の一点張り。トイレに座らせようにもどうにもなりません。確かにおむつも濡れているし、難しいかなと思いながら考えました。
思いつきで、「お風呂場で、コップに向かって(立って)おしっこをしてみない」と聞くと、「やる」と即答。
暖かい時期だったこともあり、お風呂場ではだかの状態でおしっこ待ちをしました。その後はスムーズで、大成功。ただ、子どもは楽しい遊びだと思ったようで、その後しばらくの間、「コップにおしっこしたい」と言われ続けました。

筆者の子どもの場合(2)(女の子)

トイレトレーニングはほぼ終わっていたけど、いつもと違う事を嫌がる女の子。トイレに座った時に、採尿カップを持ち込むととても嫌がりました。
「3歳のお姉さんになったから、今日はおしっこを持って健診に行かなくてはならないよ」とさとしても、できないの一点張り。いろいろな押し問答の末、お風呂場で、(洗った)湯桶の上にしゃがんでする事になりました。
後から聞くと、どうやら採尿カップにおしっこをするなんて難しくてできないと思ったのだそうです。「ママが受け止めるから、いつも通りにおしっこをしていいからね」と伝えればよかったなと反省しました。

筆者の子どもの場合(3)(男の子)

おむつは取れていないけど、朝はトイレに座る習慣がついている男の子。夫婦で、子どもが起きたことに気づいた人がすぐに採尿をしようと決め、結果パパが対応しました。パパから様子を聞くと、全く問題なかったとの事。強いて言えば、採尿カップが破れてしまいそうで心配だったと話していました。

筆者の子どもの場合をご紹介しました。いろいろありましたが、トイレトレーニング中だったため、何とか当日提出ができました。でも周りに聞いてみると、後日提出した(提出期限あり)と言う人も。せっかくなのですぎラボメンバーにも聞いてみました。

Aさんの場合(女の子)

「わが子の場合は、3歳前にトイレトレーニングは完了していたのでスムーズでした。でも周囲の方々は、健診とは別日に提出している方が多かったです。」

Bさんの場合(男の子)

「わが子は3歳の時点でトイレトレーニングをしていなかったので、後日提出しました。健診後、病気の検査のために病院で採尿の機会があったのですが、そこで事情を説明したところ、採尿用の袋を使い採尿をさせてくれました。下にビニール袋がついたシール付きのカバーで、おしっこをするとカバーからビニール袋にたまる仕組みです。こんなにいいものがあったのかと思い、1枚余分に頂き、提出期限内に間に合わせる事ができました。」(注)保健センターには採尿用の袋は用意されておりません。

他にも、トイレトレーニングが終わっていたのでスムーズだった、トイレトレーニング中だったけどなんとか当日提出したと言う人も。当日の朝採尿ができなかった場合、健診会場で採尿する事も可能ですし、後日採尿できるようになってから提出する事も可能です(期限あり)。できるだけ一日で済ませたいと言う方は、尿検査で困らないためにも、早めにトイレトレーニングを行うことが、一つの方法になるかもしれません。

3歳児健診って何をするの

3歳児健診は、尿検査のほかに、家庭で親が主導で検査して結果を持参するものと、保健センターで当日に検査をするものがあります。

医者なみすけと看護師ナミー

家庭で検査するもの

聴力検査と視力検査です。遊びだと勘違いされた途端に、検査が全く進まなくなります。遊びだと思われる前に検査を終わらせるのがポイントです。

聴力検査

少し離れたところから、「いぬ」など簡単な単語をささやきます。後ろから耳の近くで指をこすり合わせてカサカサと鳴らします。これらが聞き取れているかを確認します。

視力検査

4つのイラストが大きく書かれたカードと小さく書かれたカードを用意します。目を片方ずつかくして、離れたところから見えているかどうかを確認します。

保健センターで検査する事

身長・体重測定、診察、栄養・子育て相談、視覚検査・聴覚検査の結果についての相談、歯科健診、目の屈折検査があります。目の屈折検査は昨年度より始まった検査のようです。

体重計に乗るなみすけ

身長・体重測定

パンツまたはおむつ1枚になり、身長計や体重計を使って身長、体重を計ります。
終わるとシャツ1枚だけ羽織り、医師による内科健診に進みます。

診察

医師による内科健診です。問診票や身体測定等の結果と総合的に確認をします。心配な事があれば、相談しましょう。

問診

保健師による問診です。あらかじめ記入して持参した問診票と視覚検査、聴覚検査の結果をもとに、確認があります。

歯科健診

歯科医による健診です。終わると歯科衛生士による歯ブラシ指導があります。歯医者さん嫌いな子がいるため、他の健診よりも待ち時間が長くなる傾向でした。

目の屈折検査

屈折検査機器を使って検査します。検査はカメラで写真を撮られるイメージでとても簡単です。この検査で、近視、遠視、乱視などの屈折異常や、屈折の左右差、瞳孔不同、斜視などを瞬時に発見できます。

その他

希望者には栄養相談の他、子育て相談、発達や対応の相談をする子ども相談等も受けることができます。

最後に

3歳児健診をスムーズに終わらせるには、トイレトレーニングの進捗がキーになります。特にお仕事をしている場合は、後日尿検査だけを提出しに行くのは、とても大変です。
杉並区では尿が取れなかった場合は、後日提出ですが、インターネットで検索をすると「おむつがとれていない子どもの尿の取り方」という行政のホームページがいくつか見つかります。ご自身の判断で、参考になさるのもいいかもしれません。

すぎラボライター らくちゃんママ

 

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