子育てきずなサロン「ぐーちょきぱぁ」に行ってきました (令和5年7月15日)

 

ページ番号1088338  更新日 令和5年7月15日 印刷 

「すぎラボ」は、杉並区で子育て中のママライター、パパライターによるコンテンツです。

コロナ禍令和2年12月に誕生した「子育てきずなサロン ぐーちょきぱぁ」。荻窪の街の方に愛されている子育てサロンのご紹介です。

なぜコロナ禍に開設?

子育てきずなサロン ぐーちょきぱぁ代表稲葉文子さんにお話を伺いました。
「空き家になっているので地域の子育てを応援するために使ってほしい」という家主の申し出を受けた管理者「木の芽のいえ」から稲葉さんに相談があったのがきっかけ。稲葉さんが活動しているNPO法人ちぃきちぃきの後押しもあり子育てきずなサロン開設を考えたそうです。「コロナ禍で人が集まる場所を新しく開設することがいいのだろうか?」と悩んでいたところ、「行き場のない親が多いのでぜひ集まる場所を開設してほしい」とのママたちの声を聞き、思い切って開設したという経緯があります。
ちなみに、ぐーちょきぱぁが開く火曜日以外の曜日は地域の子育てや子どもに関する活動が行われています。

一軒家まるごとサロンの写真
一軒家まるごとサロン

どんなことするの?

まず訪問するとスタッフのみなさんの「よくいらっしゃいましたね」と笑顔での大歓迎から始まります。
とにかく利用するみなさんが自由に過ごしてほしいということをコンセプトにしているので特別なイベントというものは設けず、子どもたちは広々とした場所で好きに遊んでいます。
ママはスタッフに子育て相談したり、子どもを遊ばせながらゆっくりと過ごしたり、お弁当食べたりと各々が好きな過ごし方でリラックスしているのがよくわかります。
子連れで相談できる場所であることを大事に考え、親子で心穏やかに過ごしてもらいたいというスタッフの願いが雰囲気に表れています。

即席ストレッチの写真
「軽い運動したい」の声を受けて即席ストレッチ
赤ちゃんと遊んでいる写真
赤ちゃんと遊ぶ

人気の時間

毎月第3火曜日は午前11時から正午まで看護師に相談にのってもらえる時間となっています。小児科病棟、保育園勤務と経験豊富な看護師さんなので毎月大好評です。スタッフからも熱心に質問が飛び交います。
ママの体ケアを中心に育児疲れ解消、抱っこの苦労などその時のテーマはあるものの自由に相談することができます。
個人的な経験からすると、幼少期に小児科に連れて行くまでのことなのか迷う心配事があったので、気軽に相談できる場所があるのは有難いと思いました。

利用者

子どもの利用年齢制限はなく、どなたにも門戸が開かれていますが、0歳児から2歳児とそのママの利用が多いです。
夏休みになると上のお子さんを連れて兄弟での利用も多くなります。よく遊びに来ていたお子さんが大きくなり、小さい子たちの相手をしてくれる光景が長期休みの期間には見られます。
1回の定員数は7組とはしていますが大混雑することはなく、1日入れ替わり立ち替わりで5組くらいが利用しています。
最近は杉並区に引越してきたばかりで地元の子育て情報を知りたい、知り合いをつくりたいと参加する方が増えています。入園を考える秋頃になると保育園、幼稚園についての話で盛り上がります。

おもちゃの写真
おもちゃいろいろ
落書きコーナーの写真
落書きコーナー
2階の遊び場の写真
2階の遊び場
障子が破れている写真
子どもは障子が破りたい?
階段の写真
2階への階段

利用方法

毎週火曜日 午前10時から午後2時まで(祝祭日の場合はお休み)
利用料200円(現金のみ)
出入りは自由です。予約などは不要で都合のいい時間にご利用ください。
(注)小銭持参にご協力お願いします。
(注)お昼ごはんを食べたいときは各自お弁当をご持参ください。

今後のイベント

7月にはミニプールなど水遊び企画を計画中です。

スタッフについて

ご近所のみなさんが完全ボランティアで運営しています。とにかく笑顔が素敵なのです。実はもともと利用者で、サロンのみなさんに助けてもらったので恩返しがしたいとスタッフになったという方もいました。スタッフや知り合いになった方々のおかげで子育ての楽しみが増えたそうで、こういったご近所子育て支援のリレーが行われているのはすごいことです。

スタッフの写真
スタッフのみなさん

スタッフのみなさんから

妊婦の方やパパにも来ていただきたいです。
初産の場合はなかなか赤ちゃんが生まれてからの生活が想像しにくいでしょうから、先輩ママたちやお子さんたちの姿をみておくと安心して出産にのぞめるかと思います。
女性が多いので遠慮される方が多いですがパパも歓迎しています。

さいごに

スタッフは看護師、ベテラン保育士、元保育園園長など経験豊富な方ばかりです。専門知識がある方に相談でき、必要があればネットワークを生かして別の相談窓口を紹介してもらうことも可能です。ひとりで悩まずに気軽に来れる場所として活用してほしいと、スタッフの方からお話しがありました。
私も初産の時には、まだスマホも普及しておらず情報がなく、頼れる人もいなくて心細い思いをしていました。スタッフの方々の声掛けが本当にあたたかく、こんな場所があったらあんなに悩まなくてよかったなあと思いました。頼れる子育ての場所がある杉並区って嬉しいです。

子育てきずなサロンぐーちょきぱぁ

杉並区荻窪3丁目35番28号 コノメノイエ(荻窪駅南口徒歩約8分、大田黒公園そば)
連絡先:070-1276-5409

すぎラボライター さくら

 

このページに関するお問い合わせ

子ども家庭部管理課庶務係
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話:03-3312-2111(代表) ファクス:03-5307-0686