どんな花が咲くのかな?あん子応援団の種まきサポート
松庵小学校学校支援本部「あん子応援団」が実施した1年生のあさがおの種まきのサポートの様子をお伝えします。
あん子応援団は子どもたちの豊かな学校生活のため、保護者・地域が一緒に活動している団体です。1年ごとにボランティアを募り、学校生活応援ボランティア(10団体)として活躍しています。
あん子応援団が作成したそれぞれのボランティア紹介動画を全学年で視聴することで、あん子応援団への理解を図っています。コーディネーターの方は「児童や先生、保護者に自分たちのことを知ってもらうことで、楽しく、円滑に活動することができる。」とおっしゃっていました。
詳細は松庵小学校ホームページをご覧ください。
当日は6名のボランティアの方が参加されました。児童の活動や支援の仕方などを確認し、校庭で児童を待ちます。校庭に出てくる1年生を見守る目がとても優しく、地域全体で松庵小学校の児童を見ているのだなと感じました。
各クラスに2名ずつサポートに入ります。先生が授業の目的や活動、注意点等を全体に伝え、ボランティアの方は堆肥の準備、困っている児童の支援など役割分担を明確にして活動をしていました。事前に細かく確認しているのではなく、その都度先生とボランティアの方が声をかけあって臨機応変に対応している場面が多く見られました。「各クラスに2名ずつ」と書きましたが、みなさん全体を見て、人手不足なところ、活動が円滑に進んでいないところなどを見付け、クラス越えてサポートしていました。
ボランティアの方から「こうしたらいいよ。」とか「今はこれをする時間だよ。」という声掛けをかけることはなく、見守りに徹し、「これでいいのかな?」や「今は何をする時間かな?」など児童に考えさせる言葉かけをしているのがとても印象的でした。また「しっかり話を聞けているね。」や「上手にできたね。」などの価値付けの言葉が多く飛び交っていて、児童も意欲的に取り組んでいました。
児童も積極的にボランティアの方に声をかけていました。「先生、これでいいですか。」や「こうやって水やりするんだよ。」など、今日はじめて会ったとは思えないほど、打ち解けている様子が見られました。ボランティアの方も一人一人の呼びかけに笑顔で丁寧に応えていました。大人も子どもも笑顔で楽しくやりとりする姿がとても微笑ましかったです。
1時間程度の短い時間でしたが、全員が種まきを終わらせることができました。最後に自分の鉢に水やりをする1年生は、みんな満足気で嬉しそうな表情を浮かべていました。学校支援本部の本部長は「あくまで子どもと先生が主役。松庵の教育活動をよりよくするために地域の仲間と一緒に取り組んでいます。参加するみなさんが“楽しい”と思ってもらえると嬉しいです。」と笑顔でお話くださいました。
別れ際に名残惜しそうに手を振る児童がいましたが、あん子応援団はこれからも児童のことを近くで見守ってくれています。こうした積み重ねが児童一人一人に地域の方がどこかで見守ってくれているという安心感を与え、自分も地域の一員であることを実感させることにつながるのだと思いました。
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