すぎなみ教育みらいプロジェクト×教育長
はじめに
すぎなみ教育みらいプロジェクトとは
学校運営協議会や学校支援活動にかかわっている20代区民が、これからの杉並の教育をおもしろくしたい!と自ら立ち上げたのが「すぎなみ教育みらいプロジェクト」です。普段かかわっている学校の枠を超えてつながり合い、課題を共有し、教育を語り合っています。
今回、自分たちの思いや考えを教育長に伝えたい、教育長の考えに触れたいという意見が出てきたこと、そしてまた、そんな若者の取り組みに教育長も共鳴されたことから、懇談が実現しました。
懇談
教育長から
まずは教育長から自己紹介を兼ねてお話がありました。
「無理にアウトプットをする必要はないと考えています。アウトプットができないのは、インプットが足りていないからではないでしょうか。何かを発表する、成果物をまとめることだけがアウトプットではないと思います。対話を重ねる、気付きを伝え、共有するなども立派なアウトプットです。小さなアウトプットを積み重ねることが大きなインプットになり、それを繰り返すことで、大きなアウトプットができるようになると考えています。緊張しないでと言っても難しいかもしれませんが、どんどん自分の考えや意見を出して、活発に意見を交流する場にしていきましょう。」
懇談の内容
教育長の言葉を受け、会場の空気は一気に和やかになりました。一方的に聞くだけでなく、気になることはその都度声に出して自分の考えを表現していく、またその人の考えを深堀していくことで懇談はとても盛り上がりました。
本懇談は、各自が設定したテーマついて全体で話し合う形で進みました。テーマは以下のとおりです。
- 探究学習
- 地域連携
- ICTとアナログの調和
- 不登校児支援
- 問題行動
- 発信関連
懇談の様子
自分の専門分野や興味のある内容について話をすることで、積極的かつ自分の考えを明確にして話をしているのが印象的でした。現状について触れるだけでなく、その先、「自分に何ができるか。」、「自分はどう考えるか。」という学びの支え手として「何とかしたい。」という気持ちが伝わりました。
今後の展開
プロジェクトメンバーの声
- 教育長のお話と具体的な事例を伺い、より知見が広がりました。自問自答を続け、インプットとアウトプットを繰り返すことで、よりよい教育の形を実現したいと思います。
- 変化の激しい社会で求められるスキルや経験を身に付けるために企業や地域との連携をいかに実現するか、非常に難題ではありますが、今後も多くの方と協力しながら杉並区の教育への貢献の道筋を立てられればと思います。
- 自分たちのような「若手の力が求められている」と言われることが、嬉しい反面、「若手の力」とは何か疑問に感じていました。「若手の力」とは社会を変えようとする熱量なのか、革新的なアイデアなのか…私たちの活動でその意味を示していきたいです。
おわりに
本プロジェクトメンバーは、活動内容を広く周知し、若手に限らずこれからの教育にかかわろうとする区民や教員の仲間を増やして行きたい、課題を解決する方法を検討し、学校や児童生徒を支えていきたいと考えています。教育委員会としては、メンバーの主体性を大切に、自分たちにできることを考え、行動し、杉並の教育をおもしろくしようとするチャレンジをサポートしていきたいと思います。
このページに関するお問い合わせ
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