帯状疱疹予防接種の費用助成について
杉並区では、令和5年4月1日から、任意で行う帯状疱疹予防接種について、費用の一部助成をしています。費用助成を受けられるのは、区内の契約医療機関です。費用助成を受けるための予診票は契約医療機関に備えてありますので、区への事前の手続きは不要です。
帯状疱疹について
帯状疱疹は、水ぶくれを伴う発疹(水疱)が、皮膚に分布している神経に沿って帯状に出現する疾患です。50歳以上になると発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症すると言われています。また、症状が治った後も長期間痛みが続く場合があります。
帯状疱疹予防接種について
帯状疱疹予防接種は、乾燥弱毒生水痘ワクチンと乾燥組換え帯状疱疹ワクチンの2種類あります。
乾燥弱毒生水痘ワクチン |
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン | |
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種別 |
生ワクチン | 不活化ワクチン |
接種回数 | 1回 | 2回(1回目接種の2カ月後から6カ月以内に2回目接種) |
接種方法 | 皮下注射 | 筋肉内注射 |
発症予防効果 | 50~59歳で69.8%、60歳以上で51.3% | 50歳以上で97.2%、70歳以上で89.8% |
接種を受けられない方 |
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副反応 | 注射部位の紅斑、かゆみ、熱感、膨張、疼痛、硬結、全身の倦怠感、発疹など。 非常にまれにアナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎など重篤な副反応が現れることがあります。 |
注射部位の疼痛、発赤、膨張、全身の筋肉痛、疲労、頭痛など。 非常にまれにショック、アナフィラキシーなど重篤な副反応が現れることがあります。 |
乾燥組換え帯状疱疹ワクチンに関する注意事項
乾燥組換え帯状疱疹ワクチンの1回目の接種を受けた後、2か月後から6か月後までの間に乾燥組換え帯状疱疹ワクチンの2回目の接種を受けてください。1回目の接種から2か月後未満または6か月後を超過して2回目の接種を受けた場合は、助成の対象外となります。
ただし、帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる場合は、1回目の接種から2回目の接種までの間隔を1か月まで短縮できます。
区の公費助成について
費用助成の対象は、接種日当日杉並区に住民登録があり、かつ、満50歳以上で、杉並区契約医療機関で令和5年4月1日以降に接種したものに限ります。区で費用助成が受けられるのは、生涯に一度、かつ、いずれか一方のワクチンに限ります。
任意接種であるため接種の金額は医療機関ごとに異なります。医療機関の定める金額から、区の助成額を差し引いてお支払いください。
乾燥弱毒生水痘ワクチン | 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン | |
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助成額 | 1回当たり5,000円 | 1回当たり10,000円 |
助成回数 | 1回まで | 2回まで |
接種の手順
費用助成を受けるための予診票は契約医療機関に備えてありますので、区への事前の手続きは不要です。医療機関へ予約をし、接種当日は、年齢と杉並区民であることを確認しますので、公的な書類(運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証等)を必ず窓口にご提示ください。
接種場所(契約医療機関)
帯状疱疹予防接種契約医療機関一覧は以下のリンクからご確認ください。
予防接種を受ける際に、医師とよく相談しなければならない方
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患などの基礎疾患のある方
- 過去に予防接種で接種後2日以内に発熱、全身性発しんなどのアレルギーを疑う症状のみられた方
- 接種するワクチンの成分に対し、アレルギーを起こすおそれのある方
- 過去にけいれんをおこしたことがある方
- 過去に免疫状態の異常を指摘されたことのある方もしくは近親者が先天性免疫不全症である方
- 妊娠している可能性のある方、授乳中の方
- 帯状疱疹ワクチンを接種される方で、血小板が少ない方や出血しやすい方
接種後の注意
- 接種後30分程度は、アナフィラキシーが起こることがありますので、医師とすぐ連絡がとれるようにしておきましょう。
- 接種後4週間は、副反応の出現に注意してください。
- 接種部位は清潔に保ちましょう。入浴は差し支えありませんが、注射した部位はこすらないでください。
- 接種当日の激しい運動はさけてください。
- 接種後、接種部位の異常な反応や体調の変化があった場合は、速やかに医師の診察を受けてください。
- 水痘ワクチンを接種された方は、接種後2カ月程度は妊娠しないように注意してください。
予防接種健康被害救済制度
このページに関するお問い合わせ
杉並保健所保健予防課
〒167-0051 東京都杉並区荻窪5丁目20番1号
電話:03-3391-1025(直通) ファクス:03-3391-1927