おたふくかぜ予防接種一部費用助成
区民の方は、任意の予防接種「おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)」を区内および一部他区市契約医療機関で接種する場合、一部助成を受けられます。
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)について
おたふくかぜはムンプスウイルスの飛沫・接触感染によって起こります。片側あるいは両側の唾液腺に腫れや痛みなどを起こす感染症です。潜伏期間は約2週間から3週間です。
多くは耳下腺炎を起こし、耳の下、頬の後ろ側や顎の下が腫れて、痛みを伴います。物を食べるとき、顎に痛みを訴えることが多いです。3日から7日くらいで治ります。
合併症として最も多いのは無菌性髄膜炎で、頻度は1パーセントから10パーセントとされます。難聴(多くは片側性ですが回復が困難です。)は約1,000人に1人くらいの頻度との報告がされています。稀に脳炎、膵炎などを起こすことがあります。
ワクチンの概要
ムンプスウイルスを弱毒化してつくった生ワクチンです。
ワクチン接種を受けた方の90パーセント以上が免疫を獲得できると言われています。
副反応としては、耳の下に軽度のはれが1パーセント位にみられます。無菌性髄膜炎の副反応の頻度は、接種1,600人から2,300人に1例程度ですが、自然に感染して発症した場合と比べればとても少ない頻度です。また、症状は比較的軽く、後遺症は残らないとも言われています。稀に難聴、精巣炎の報告があります。非常に稀ですが、アナフィラキシー様症状(通常接種後30分以内に出現する呼吸困難や全身性のじんましんなどを伴う重いアレルギー反応のこと)や急性血小板減少性紫斑病がみられることがあります。
- 対象者
- 区内在住で、満1歳から小学校就学前の3月31日までのお子さん。ただし、既におたふくかぜにかかった方を除きます。
- 接種場所
- 契約医療機関(下記にリンク先があります)
- 助成額
- 4,000円
契約医療機関で助成額を差し引いた金額をお支払いください。 - 接種回数
- 1回
- 接種方法
- 契約医療機関へ予約をしてください。助成が受けられる予診票は契約医療機関にあります。
- 接種時に持参するもの
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- 母子健康手帳(接種の記録をするほか、他の予防接種との間隔等を確認します)
- 乳幼児医療証等(区民であること、接種対象者であることを確認します)
接種場所(契約医療機関)
おたふくかぜ予防接種契約医療機関一覧は以下のリンクからご確認ください。
予防接種を受けることができない方
- 明らかに発熱している方(通常は37度5分以上の場合)
- 重い急性疾患にかかっている方
- 当該疾病に係る予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシー(通常接種後30分以内に出現する呼吸困難や全身性のじんましんなどを伴う重いアレルギー反応のこと)を起こしたことがある方
- その他、かかりつけの医師に予防接種を受けないほうがよいといわれた方
予防接種を受ける際に、医師とよく相談しなければならない方
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害などの基礎疾患のある方
- 過去に予防接種で接種後2日以内に発熱、全身性発しんなどのアレルギーを疑う症状のみられた方
- 過去にけいれん(ひきつけ)をおこしたことがある方
- 過去に免疫状態の異常を指摘されたことのある方もしくは近親者に先天性免疫不全症の方がいる場合
ワクチン接種後の注意
- 接種後30分間は、ショックやアナフィラキシーがおこることがありますので、医師とすぐ連絡がとれるようにしておきましょう。
- 接種後に高熱やけいれんなどの異常が出現した場合は、速やかに医師の診察を受けてください。
- 接種後4週間は体調に注意しましょう。また、接種後、腫れが目立つときや機嫌が悪くなったときは医師にご相談ください。
- 注射生ワクチン接種後、違う種類の注射生ワクチンを接種する場合には、27日以上の間隔をあける必要があります。接種間隔は接種した翌日から数えてください。
- 接種当日は激しい運動はさけてください。その他はいつも通りの生活で結構です。
予防接種健康被害救済制度
このページに関するお問い合わせ
杉並保健所保健予防課
〒167-0051 東京都杉並区荻窪5丁目20番1号
電話:03-3391-1025(直通) ファクス:03-3391-1927