高円寺学園学童クラブに行ってきました(令和3年3月15日)
4月から小学校での新生活が始まると放課後に学童クラブにも通う子がいます。
小中一貫校の高円寺学園ができて校舎内に学童クラブが併設されました。建物も新しいですが公設民営となり運営は東急キッズベースキャンプが担うことになりました。どう変わったのか気になるところです。そこで、新しくなった学童クラブに行って施設長にいろいろお話をお聞きしてきました。
高円寺学童クラブについて
新しい施設でピカピカ、スペースも広々としています。
杉並区在住の児童がほとんどで小学校1年生、2年生が中心です。杉並区では重度重複障がい児も受け入れている唯一の施設のため区内外の特別支援学校の児童もいます。
部屋の広さ:約326平方メートル
児童目安数:180人
現在の登録児童数:130人(令和2年9月時点)
基本方針
基本方針は「コーチングを主体とした保育」と聞いて親としては嬉しい驚きでした。学童スタッフはキッズコーチ検定を受けていて、傾聴・承認・質問をベースにして頭ごなしに叱ったりせず喧嘩の仲裁も双方の意見を聞くようにしているとのことです。褒めたり、認めたりと声掛けをして日々の積み重ねで成長していくのでその変化も子どもたちに伝えるようにしているそうです。
日々子どもたちの情報は学童スタッフ同士で共有されているのは嬉しいですね。
学童クラブでの過ごし方
子どもたちは自宅に帰宅はせずランドセルを背負ったまま学校から直接学童に向かいます。(一度帰宅したら学童には戻ってこないのがルール)
『連絡ファイルを出す⇒帰る時間やお迎えの有無を子どもから申告⇒検温・手指消毒⇒
手洗い』が手順です。
帰宅時間や帰宅方法について保護者の事前連絡と子どもからの申告が違うときは、保護者に電話してちゃんと確認していて、「連絡は密に」がモットーとのことです。
まず学習に取り掛かる子どもがほとんどですが、宿題は家庭でという方針の子は遊びからと子どもたちの自主性に任せて見守っているそうです。
スケジュール
午後3時まで 自習など自由時間
午後3時~4時 おやつタイム
午後4時~6時 高円寺学園の小アリーナなどで遊んだりして好きに過ごす
午後6時 標準保育終了
午後6時~7時 延長保育
下校時はグループで帰宅するようにしています。
延長利用について
延長保育は要件があり、その要件にあう人が利用でき標準利用料プラス月額1,000円です。また、利用要件がない方は1回プラス500円で当日のスポット利用も可能です。
コロナ対策
多くの子どもたちが集まる場所なのでコロナ対策は気になるところですが、施設自体がもともと1日5回換気する最新システムが入っているのでしっかり換気が行われています。
入出時検温、手指消毒、手洗いはもちろんおやつの時間は向かい合わず同じ方向を向いて食べる、
マスクをしていないときはお話をしない、2部または3部制にわけて密を避けるようにするなど細心の注意が払われています。
4月からは新入学の季節で子どもの人数が増えるので机など部屋の配置を変えていく予定だそうです。
これから
令和3年4月からは学童クラブが新設されて2年目になるので、学年を超えた交流をもっとしていきたいとのことです。コロナの状況にもよりますがいずれ他校の学童の子どもたちと交流など広く出来たらいいなと思っているとのことです。
「安全に楽しく心の安心ほっとできる場所、やりたいことができる場所」として「社会につながる人間力を育んでいきたい」と願っているそうです。
取材後記
高円寺学園も小学校2つが一緒になって新しくなり、いままで児童館通いだったのが学内併設の学童に変化しました。どんな施設だろうか?どんな仕組みになったのだろうか?とドキドキでしたが、清潔に保たれているし何よりコーチングを主体とした保育というのが嬉しくなりました。親だけでなく学童の方も子どもの成長に寄り添ってもらえるのはとても有難いなと思ったのでした。
今回は、学童クラブを紹介しましたが、次回は放課後等居場所事業を紹介します。
すぎラボライター さくら
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