【第2回】『シセツサイヘン』と人口の関係(平成29年8月1日号掲載)

 

ページ番号1040157  更新日 平成30年3月29日 印刷 

施設は利用者あってのものですから、今ある施設をどうするか、これからどんな施設がどのくらい必要になるかは、区の人口が将来どう変わっていくのかを見据えて考えていく必要があります。


イラスト:子ども

そういえば、この間学校の先生から、東京への人口集中が進んでいるって聞いたよ。杉並区の人口も同じように増えていて、56万人を超えたんだって。


イラスト:区職員

よく知っているね。確かに区の人口はここ数年増えています。それは、地方を中心とした区外からの転入者が増えていることが主な要因です。でも日本全体で見ると、出生率の低下によって人口の減少が進んでいて、国はおよそ50年後の2065年には、現在の約7割の8,800万人程度まで人口が減少すると推計しているんだ。日本の総人口が減れば、当然、地方から区への転入者も減るので、長期的に見ると区の人口も減ることは避けられないと考えているよ。


イラスト:母親

なるほど。とはいっても、区の人口が減るのは少し先の話よね。それなのにどうして今から施設の再編を進める必要があるのかしら?


イラスト:区職員

施設は50年以上使い続けるものなので、将来を見据えて考える必要があります。将来的には人口が減るだけじゃなく、より高齢者の割合が増えるなど、人口の構造も変化します。そうなれば医療や介護にかかるお金が増える一方で、働き手が減って税収が減ることが考えられます。また、あわせて施設に関するニーズも変わっていきます。これらを考えて、今から施設再編を進める必要があるんです。


 

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