ランドセルはいつ買えばいい? どこで買えばいい?(平成30年11月15日)

 

ページ番号1045084  更新日 令和4年6月27日 印刷 

「すぎラボ」は杉並区で子育て中のママライター・パパライターによるコンテンツです。

来年春、我が家は3人目の小学校入学を迎えます。
ひとりめの入学から数えておよそ10年、来年へのランドセル購入を経て感じたあれこれを含め、今時ランドセル事情についてお伝えしたいと思います。

ランドセルはいつ買えばいい?

棚に並ぶランドセルのイラスト

はっきり言って、何でもいいのであればランドセルは1年中いつでも買えます。知人には実際「入学1週間前に買った」という強者もいるくらいです。それは極端な例かもしれませんが、百貨店でもショッピングモールでもネットでも、ランドセルは1年中販売されていますので、お子さんが色や柄にそれほどこだわらないのであれば、年が明けてからの購入でも十分間に合うのではないでしょうか(それでもそこそこ選べるだけのラインナップは十分あると思います)。

一方、お子さんなり親御さんなりがこだわりのランドセルを買いたい場合は、事情が違ってきます。
少なくとも今年の場合、某人気A鞄店のオーダーランドセルはゴールデンウィークの頃、B鞄店のオーダーランドセルも夏頃には注文を締め切っているのが実情。
本体の色を選んで、ステッチの色を選んで、などいろいろご希望のあるご家庭の場合は、遅くとも1年前には情報を集め始めた方が良いと思います。
しかも、個人的にはオーダーランドセルの締め切りが年々早まっているようにも感じるので、「絶対A鞄店のランドセルを背負いたい(背負わせたい)」というご家庭の場合は、特に注意が必要です。

ランドセルはどこで買えばいい?

実際に見て背負って購入を決めたいという場合

テレビのコマーシャルに出てくるようなメーカーのランドセルの場合は、ショッピングモールへ見に行くのが一番の近道ではないでしょうか。
ちょっとこだわりのものを買いたいならば、百貨店や鞄専門店へ。
とにかく色々見てみたいのであれば、合同ランドセル展示会などへ足を運んでみてはいかがでしょうか。

ネットや通販で購入したい場合

実際に背負ってみることは出来ませんが、ネットではかなりの種類のランドセルを選んで購入することができます。
特に、ほかの子とは違う特別なランドセルを注文したいなら、まずはネットで検索が近道なのではないでしょうか。人気キャラクターのモデルとか、全体ゴールドとか、ふた全面刺繍とか、大人になっても使えそうなオシャレなタイプとか、その他諸々「え、こんなのあるの?」と思わず呟いてしまうランドセルの数々を見ることができると思います。

もちろん、普通のランドセルもネットではたくさん売っています。
昨年以前の型落ちが安く買えることも多いので、値段は抑えたいけど品質は良いものにしたいという場合には、ネット販売がオススメかもしれません。

また、オーダーランドセルの場合もホームページでシミュレーションができることが多いので、某鞄店でオーダーランドセルを考えている方も、お店のホームページを見てから実店舗に行かれた方が、イメージしやすくて良いのではないでしょうか。

どんなランドセルを買ったらいい?

昨今、色々なランドセルが売られています。
大きいのや小さいの、色も目がチカチカしそうなほどカラフルです。
何を基準に選べば良いか悩みますよね。

価格

1万円台~10万円以上とかなり幅がありますが、4万円台~6万円台のものが多いのではないでしょうか(すぎラボメンバー調べ)。

素材

牛革と人工皮革が2大勢力。
牛革は使っているうちに増す風合いが魅力ですが、多少お手入れが必要になってくるため、お子さんによっては卒業する頃には表面ガッサガサ、という話も聞きますので注意が必要です。
人工皮革はなんといってもお手入れ知らずが魅力的。雨にも負けません。色のバリエーションが多いのも特徴ですね。

重さ

重いランドセルを背負う男児

基本的には革製の方が重く、人工皮革製の方が軽いと言われています。
そのせいか、革製のランドセルは小さめが、人工皮革製のランドセルは大きめが多いように感じます。
とはいえ、革も人工皮革も色々と開発が進んでいて、革でも人工皮革に近い軽さを実現したものもあるそうですし、丈夫なタイプの人工皮革製は革に近い重さになっているとか。

ちなみに、小学生を2人育てての実感ですが、ランドセルの重さはランドセルそのものよりも中身が主役です。今の小学生はかなり荷物が多いので、ランドセル自体の重さだけでなく、いかに本人が背負いやすいかに重点を置いた方が良いのかもしれません。
体にフィットしたランドセルは実際の重さより軽く感じると聞きますので、不安のある方はぜひ実店舗で背負わせてみてはいかがでしょうか。

大きさ

最近はA4ファイルが入る大きめサイズのものが主流になりつつあります。また、最近の小学生はかなり荷物が多いので、ランドセルのポケット部分もどんどん大きくなってきているようです。
ただ、ランドセルが大きくなりすぎて学校のロッカーに入らない、といったトラブルも起きているようですので、不安な場合は入学予定の学校にロッカーのサイズを問い合わせてみてもいいかもしれませんね。

もちろん、昔ながらの小さめサイズのランドセルもあります。
大きめランドセルですら荷物が入りきらず手提げ等を持って行く日も多いので、最初からそのつもりで小さめランドセルを購入するのもありと言えばありかもしれません。

色のバリエーションは、圧倒的に人工皮革の方が多いです。
パール入りなどキラキラしたものが多いのも人工皮革の特徴ですね。
革の方が大人好みの色が多く、人工皮革はお子さん好みの色がたくさんある、というところでしょうか。

なお、すぎラボメンバーの実感による杉並区内の公立小学校のランドセルの色の傾向は下記のとおりです。

男子
ほぼ黒一色。ただし縁のみ赤とか、ステッチが青など、バリエーションはかなり豊か。
たまに濃緑・濃青などの子を見かけますが、遠目にはやはりほぼ「黒」一色と言えそうです。

女子
男子に比べると色とりどりですが、ここ数年は茶系が赤と1番を争っているように思います。薄茶と焦げ茶を合わせると、赤よりも多い学校もあるのではないでしょうか。
なお、一番多い赤や茶系の場合でも、男子と同様に縁だけピンクとかステッチが水色など、バリエーションはやはり豊富。
その他、水色・ラベンダー・ピンクなどのランドセルが時々混ざる感じですが、カラフルさの度合いは地域によっても違ってくるようです。

ランドセルと黄色い帽子のイラスト

なお、杉並の区立小学校は1年生の間黄色いカバーを付けての登下校になるので、どんなに気合いを入れたランドセルでも、フルでお披露目できるのは実は2年生になってからだったりします。
 

ランドセルは基本的に6年間使うもの

基本的にはランドセルは6年間という長い期間使用するものです。
お値段もそこそこするので、飽きたから違うのを買おう、壊れたから新しいものを買おう、という訳にはなかなかいきません。

元気いっぱいで動きの活発なお子さんの場合は、とにかく丈夫さ重視で選びましょう。6年保証がついているかどうかも重要ですね。

ランドセルにもこだわりを出したいお子さんの場合、6年の間に好みも変わる可能性があるということを念頭に置いて選びましょう。
幼稚園・保育園児の時の好みで、ひたすらかわいい(又は奇抜な)ランドセルを選んでしまうと、高学年になってから後悔する子が結構多いと聞きます。
とはいえ、最近はランドセルカバーがいろいろ売られているので、ふたの部分を隠すことは可能です。ただし、サイド部分は覆えないので、もしお子さんがキラキラな飾りや奇抜な模様などが入ったものを望む場合は、サイドではなくふたの方に入ったものを選んだ方が無難かもしれませんね。

なお、高学年になるとランドセルをリュックなどに切り替えるケースもあるようです。
高額なランドセルを買ったのに短い期間しか使わなかったら親としてはちょっとがっくりすることも。購入前に一度、お子さんの通う小学校がどんな感じなのかリサーチをしてみて、場合によっては6年使わない前提でランドセルを選んでも良いのかもしれません。

さいごに

どんなランドセルを選ぶのも、そのご家庭、お子さん次第だと思います。
ただ、気に入っているランドセルかどうかが子どもの登校意欲に影響する可能性もあると思います。ぜひしっかり話し合って、親御さんもお子さんも納得できるものを選んであげられると良いのではないでしょうか。

すぎラボライター 晶姐

 

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