食中毒にならないために 気温や湿度が上がるこれからの季節は要注意!(6年6月1日)
テイクアウト等を利用するときのポイント
飲食店でのテイクアウトや、スーパーの弁当や総菜など、調理済みの食品の利用が増えています。こうした食品は、調理してから食べるまでの時間が長くなるため、特に衛生的な取り扱いが必要です。食中毒細菌の増殖が活発となるこの季節、以下のポイントに注意しつつ、安全な食生活を送りましょう。
- 食品を購入したらすぐに帰宅し、長時間持ち歩かないようにしましょう。
- 持ち帰ったら、すぐに食べましょう。すぐに食べない場合は、冷蔵庫で保存するなど、長時間常温で放置しないようにしましょう。
- 再加熱するときは、中心までしっかり加熱しましょう。
- 食べる前には、石けんを泡立ててしっかり手を洗いましょう。
食中毒予防の3原則
食中毒は、原因となる細菌やウイルスが食べ物に付着し、その食べ物と一緒に細菌やウイルスを体内に取り込むことによって発生します。食中毒を防ぐためには、細菌やウイルスを食べ物に「つけない」、食べ物に付着した細菌を「増やさない」、食べ物や調理器具に付着した細菌やウイルスを「やっつける」、この3つが重要です。
特に、これからの季節は腸管出血性大腸菌による食中毒が増えるため注意が必要です。腸管出血性大腸菌の特徴は、潜伏期間が3日~5日と長く、主な症状は発熱・腹痛・下痢・おう吐などです。原因食品は、牛肉の生食や、二次汚染された野菜などです。
腸管出血性大腸菌はわずかな菌数で感染し、重症化することもあるため「つけない」、「やっつける」が重要です。
食品衛生夏期対策実施中
保健所では夏期における食中毒の発生を未然に防止するために「食品衛生夏期対策事業」を実施しています。
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杉並保健所生活衛生課食品衛生担当
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