家族みんなで「お家で楽しくアナログゲーム」(令和2年3月5日)
昨今、新型コロナウイルスの感染が拡大しており、人混みを控える方が増えてきているようです。子どもも、外出を控えるよう保育園・幼稚園や学校等で言われて家に居る時間が多くなっていたりします。
とはいえ、大人はお家でボーっとできても、子どもはそうはいかないもの。ひまだひまだとダダを捏ねられてはついイライラしてしまうパパママもいるのではないでしょうか。
今の時代、そんな子どもの暇暇攻撃をかわす手段はあれこれあるかと思います。が、今回は我が家がやってみて楽しかった「小さい子でも楽しめそうなアナログゲーム」の数々を、独断と偏見にておススメしてみたいと思います。
(注)写真に添えたコメントは我が家の7歳児の感想です。
収納も持ち運びも便利なカードタイプ
カードタイプは持ち運びもでき、しまっておくにも省スペースで済むのが便利ですね。ただ、カードは傷や汚れが付いてしまうと何のカードか分かってしまってゲームにならなくなることもあるので、その点では小さい子がいる家庭には不向きかもしれません。
とはいえ、比較的安価なものが多いのもカードゲームの特徴。まずは気にせずガンガン遊んでみてください。
キャプテン・リノ(推奨年齢5歳以上、2~5人向け)
カードを立体的に重ねていき、最後にタワーを倒した人が負けのバランスゲームです。身長が低いお子さんが不利になりやすいので、小さい子の近くに積み立てるとか、踏み台を用意してあげるといいかもしれません。
非常にわかりやすいゲームですので、小さい子でも盛り上がれること間違い無し。推奨年齢は5歳からですが、倒した後の点数計算を無視して単に倒した人が負け、ということにすれば、3歳くらいでも十分楽しめるかと思います。
おばけキャッチ(推奨年齢8歳以上、2~8人向け)
推奨年齢8歳以上ですが、何度かやってみれば5歳くいらいからでも楽しめるのではないでしょうか。カードに出ている「形と色がまったく同じ置物」を取るか、同じものがカードに出ていない場合は「形も色も出ていない置物」を取る、閃きとスピードが勝負のゲームです。
スピード勝負は小さい子には難しいんじゃないか、と思う方も多いかもしれません。が、このゲーム、意外と大人の方が辛いんです。ぜひ一度、子どもと勝負してみてはいかがでしょうか(相手が中高生になってくると大人はほぼ負けます)。
ミツバチマッチ(推奨年齢6歳以上、3~5人向け)
推奨年齢6歳以上ですが、幼稚園児でも十分楽しめます。基本的なルールは逆ババ抜きで、最後まで女王カード(ババ)を持っていた人が勝ちになります。
絵柄もかわいらしく、初めてのボードゲームとしておススメの一品です。
グースカパースカ(推奨年齢6歳以上、2人用)
カードを使ったジャンケンゲーム。カードの枚数が少ないので、既に出ている札と自分の手持ち札から相手の札を推測する探り合いジャンケンになります。
短時間で終わるので、ちょっとした時間つぶしにはちょうどいいかと思います。
イチゴリラ(推奨年齢3歳以上、2~6人向け)
イチゴカードなら1枚、ニンジンカードなら2枚、とカードによって必要枚数が変わってくる神経衰弱。絵柄がかわいいので、とてもほんわかとしてやれます。
厚みのあるハードカードタイプなので、小さい子が少々乱暴に扱っても壊れなさそうなのがいいですね。
ナンジャモンジャ(推奨年齢4歳以上、2~6人向け)
よくわからない生き物が書かれたカードに、それをめくった人が名前を付けます。同じように次々カードをめくっていって、すでに名前が付いてるカードが出た場合には、付けられた名前を最初に言った人がそこまで溜まったカードを全取りする、という記憶力ゲーム。
小さい子とやるときは「モジャモジャ」とか「トゲトゲ」とか見た目に沿った名前を付けてあげるといいかも。「アメリア鈴木」とか「佐藤キャサリーヌ」とか系の名前を付けると難易度が一気に上がりますので、大きめの子どもとやる場合は、ぜひその方向でやってみてください。
ボブジテン キッズ(推奨年齢8歳以上、3~8人向け)
カードをめくって出たカタカナ語をカタカナを使わず説明するゲーム(例:赤くて丸い野菜(トマト)など)。8歳以上推奨ではありますが、カタカナ語という存在を認識していれば、8歳以下でも十分遊べるかと思います。
なお、キッズバージョンでないものもあり、そちらはキッズに比べて難しいお題が多くなりますので、大人同士でやる場合は、ぜひそちらをどうぞ。
レシピ(4歳以上推奨、2~4人向け)
具材を集めて料理を完成させるカードゲーム。お料理好きな子どもにいいのではないでしょうか。
お手軽から本格派まで、さまざまなボードゲーム
大きいものは持ち運びにはちょっとあれですが、さぁゲームをするぞ、という盛り上がりについてはカードタイプのものより大きいのではないでしょうか。大人でないと難しい本格的なものも多いのですが、小さい子でも楽しめるものも十分あるかと思いますので、いくつかご紹介したいと思います。
アイスレイジ(6歳以上推奨、2~4人向け)
類似品が色々と出ていますが、我が家にあるのは水族館のお土産で買ったものになります。六角形のピースをひとつずつ落としていき、上にのったペンギンを落とした人が負けのバランスゲーム。6歳以上推奨になっていますが、パーツを叩いて落とすだけですので、もっと小さい子でも十分楽しめると思います。
ストライク(インパクト)(8歳以上推奨、2~5人向け)
サイコロを投げるだけ、ほぼ運のみのゲーム。8歳以上推奨となっていますが、3歳くらいでも十分楽しめるんじゃないかなと個人的には思います。単純だけど、単純だからこそ盛り上がるゲームです。
なお、我が家にあるものは「ストライク」ですが、こちらは入手困難なこともあるので、その場合はほぼ同様の「インパクト」というゲームもありますので、そちらを購入されてもいいかもしれません。
ブロックス(7歳以上推奨、2~4人向け)
テトリスみたいな形のブロックを配置していく陣取りゲーム。7歳以上推奨となっていますが、幼稚園児くらいなら十分楽しめるのではないかと思います。
ちなみに2人からできることになっていますが、4人いた方が絶対楽しいです。
dropit(8歳以上推奨、2~4人向け)
ルールを理解している大人がいれば、幼稚園児でも十分楽しめます。みんなでワイワイ「いやそこダメだろー」みたいなアドバイスをしながら手持ちのパーツをケースの中に落としていき、最終点数を競い合います。
ウボンゴ(8歳以上推奨、1~4人向け)
めくったカードにかかれた形に合わせ、手持ちのパーツをあてはめて時間を競うパズルゲーム。使用するパーツの数が多い面と少ない面があるので、お子さんにハンデを与えることも可能です。
8歳以上推奨となっていますが、幼稚園児くらいであれば十分楽しめると思います。意外と大人の方が手間取ることも少なくないですよ。
ウミガメの島(7歳以上、2~7人向け)
ウミガメの産卵をモチーフにしたすごろくゲームです。難しいルールはないので、7歳より小さい子でも十分楽しめると思います。
ディクシット(8歳以上推奨、3~6人向け)
不思議な絵の書かれたカードを使った連想ゲーム。必要なのは主に発想力だけ。連想されたイメージの「お題」をあまり難しくさえしなければ、小さい子でも十分楽しめるかとは思います。
インカの黄金(8歳以上推奨、3~6人向け)
基本的には、カードをめくるたびに進むか帰るかを決めるだけのゲームなのですが、カードの絵柄のせいか、すごく冒険・探索感を感じることができるゲームです。小さい子でも、本格的なゲームをした満足感を得られるのではないでしょうか。
最後に
ここで紹介したゲームは、実は世に出ているボードゲームのほんのほんの一部です。
日本はボードゲーム後進国と言われていますが、最近は専門店が出来たり、ボードゲームのコミックやアニメがヒットするなど、徐々に認知度も上がってきているようには思います。この記事でボードゲーム事情に興味を持った方は、ぜひ一度、ボードゲーム専門店に足を運んでみたり、いろんなボードゲームを紹介したカタログ本などであれこれ調べてみることをおススメいたします。
また、今回記事を書いていて思ったのですが、実際の感覚よりも、推奨年齢が高めに設定してあるゲームが多いような気はしました。説明書にふりがなが無いゲームは説明を読んであげたり、別紙に簡単なルールをわかるように書いてあげたり、最初のうちは大人が一緒にやってあげるなど、ひと手間はかかりますが、ひと工夫するだけで、推奨年齢よりも小さい子でも一緒に遊べるものが結構多いように思いますので、ぜひ皆さんもご家族で楽しんでみてください(実際、今回ご紹介したゲームはどれもうちの娘が保育園時代から一緒に遊んでいるものばかりです)。
以上、紹介しましたゲームは「ネットで買えるものも結構ありますので、外出せずに購入できる場合があります。(なお、サイトによっては定価より高く販売している事もありますのでご注意下さい。)」
すぎラボライター 晶姐
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