子育てママの台風対策と振り返り(令和元年12月1日)
令和元年10月12日に日本列島に台風19号が上陸しました。杉並区でも台風が通過する前から洪水、暴風警報が発令され、避難所が開設されました。テレビなど各メディアからも事前の準備、避難を促す報道があり、これまでとは異なる状況に不安を覚えたパパママも多いのではないかと思います。幸いにも杉並区には大きな被害があったと言う話は聞いていませんが、各地で甚大な被害が発生しました。
地震と異なり、台風は備える時間がありましたが、何を用意したらいいのか、悩んだパパママも多かったのではないでしょうか。今回は、子どもをかかえるすぎラボメンバーが何を用意していて、何が役に立ったのかご紹介します。
台風が来る前の行動
東京で生活している人は、台風に備えると聞いてもピンときません。私も正直な気持ちとして、台風で被害が出ることはないと思っていました。しかし、9月に千葉県を中心に甚大な被害をもたらした台風15号で、東京にいても台風への備えが必要なのかもしれないと考えるようになりました。
台風対策として前日までに筆者が用意したこと
台風19号が近くまで来たのは10月12日(土曜日)、筆者は11日(金曜日)に以下の準備をしました。まだ小さな子どもがいるため、できることは限られています。
幸いにもハザードマップ上安全な地域だったため、最低限の準備を考えました。
土嚢や養生テープでの飛来物によるガラス破損対策もテレビで紹介されていましたが、子どもの相手をしながらでは難しいため、用意できませんでした。
また、日ごろから地震対策として、水や食料、子ども用の紙おむつやレトルト食品などはストックをしています。
食料
台風の日から2・3日分の食料(生鮮食品)を購入しました。11日は曇りのち雨の予報だったからか、朝10時台にスーパーへ行くといくつかのスーパーでは入店制限がされており、非常に驚きました。
側溝の掃除
側溝に落ち葉がたまっていると、排水がうまくできないため、落ち葉を掃除しました。
外に置いてあるものの片付け
プランターやサンダルなど、普段外においている軽いものを部屋の中へ入れました。重たいものは飛ばないように、風の影響が少ないところへ移動させました。組み立て式の物干しざおを解体して、部屋の中へ入れました。
電子機器の充電と確認
スマートフォン、タブレットなど電子機器や充電電池の充電を行いました。フル充電後も台風が去るまではこまめに充電を続けました。また懐中電灯を出し、点灯確認をしました。
雨戸を閉める
既に雨が降り出していた為、早々に雨戸を全て閉めてしまいました。
台風対策として当日に筆者が用意したこと
当日は万が一、停電になった時を考えての行動と、情報収集が主でした。
食事の支度
前日に生鮮食品を買い込んだのですが、万が一の停電に備えて傷みそうな食材は調理してしまいました。また、お米を多めに炊いて、おにぎりを作りました。
情報収集
テレビのニュース番組をつけっぱなしにしておきました。また、杉並区のホームページとツイッターを定期的にチェックしていました。
トップページにお知らせとして「避難所情報」や「気象情報」などが公開されていました。いつもよりもアクセスが増えるため、文字だけのページに切り替わっていました。
ツイッターでも情報が公開されていました。ホームページが開きにくい場合は、こちらを参照する事も良いと思います。
子ども対策として当日に筆者が用意したこと
予報では台風が最接近するのは午後9時頃だったため、1日家族で家にこもらなくてはなりません。小さな子どもにとって、台風なんて関係ありません。当日は台風対策に加えて、子どもたちがぐずらず、家族が平穏で1日過ごすための対策も行いました。
長時間遊べるおもちゃ
ブロックやプラレールなど組み立てることも遊びになる長時間遊べるおもちゃを用意しました。大きな子であればパズルや家族でできるカードゲームなどを用意したいなと思いました。
いつもと違うおやつ
保存食を兼ねて、炊飯器でケーキを焼きました。食べる時もお皿に移してナイフで切るだけでイベントにもなって、子どもの気分転換にもなりました。
台風が通過して振り返り
今回の台風では、幸いにも我が家は被害がありませんでした。しかしながら、近所では家の外に出しっぱなしだったモノが風に飛ばされて壊れていたり、お店がお休みで買い物ができなかったなど、台風の影響と考えられることがありました。準備はしておいてよかったと思います。
台風の備えは早めがよい
台風前日、午前中と夕方に外出をしました。前述のとおり、午前中は入店制限がありましたし、夕方には水やカップラーメンの欠品に関する張り紙をしているお店も見かけました。
買い物は早めがいいと感じました。お仕事をしているパパママは昼間の買い物が難しいと思いますので、日持ちのするものは日ごろからストックを心がけるといいと感じました。
台風の日こそ家族だんらんを
台風の日こそ、子どもとしっかり向き合い、遊ぶことがよいと思います。バッテリーを節約するためにもスマホは使わず、親子で遊べるものを準備して家の中で思い切り楽しむのがよいと感じました。停電の心配がない間に終わらせることができる場合は、日持ちするお菓子作りもおすすめです。作るのも楽しいし、保存食にもなるし一石二鳥ですよ。
すぎラボメンバーに聞きました
今回の台風に関して、事前に準備したことや感じた事などをすぎラボメンバーにも聞きましたので、ご紹介します。
小学生の女の子のママの場合
台風対策として用意したもの
台風対策として子どもが用意しました。
- ランタン(手動で手でまわすもの。ラジオ付き。なかなかよかった!)
- 軍手
- 缶詰
- 靴下(ガラスが飛んできたとき裸足は危ないから)
- 水(東日本大震災後からストックするようにしている)
台風が通過しての振り返り
前日の買い物では、コンビニもスーパーもパンがなく、スーパーも大行列で買う気が失せました。
高校生、中学生、小学生の3人のママの場合
台風対策として用意したもの
普段から水やカップ麺は使いながら常備していたのと、ご飯(お米)も鍋で炊いています。そのため、食料については特別なものは用意せず、万が一停電したときに和めるよう甘いお菓子を多めに買いました。
お風呂のお水は抜かないでおきました。後日インターネットで「残り水を残すのではなくキレイに洗って新しい水をためておくほうが使いみちが広がるので良い」というのを読んでなるほど、と思いました。
懐中電灯の位置を確認しました。
モバイルバッテリーはフル充電にしておきました。
台風が通過しての振り返り
仲良し家族なのでリビングでワイワイ過ごせたのは良かった。
前日にはスーパーやホームセンターのものがごっそりない状態でした。準備するなら3日前には購入しておくべきだなあと改めて思いました。
おわりに
今回の台風で、被害にあわれた方々へ謹んでお見舞い申し上げます。
地震とは異なり、台風はあらかじめ準備をすることが可能です。今回の経験を次回に生かすことができたらいいなと感じています。
参考情報
すぎラボライター らくちゃんママ
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