教育長メッセージ 保護者・地域の皆様へ(5年2月16日)
3年間に渡った新型コロナウイルス感染防止対策も、緩和の動きが加速化してきています。なかでも、卒業式におけるマスク等の対策緩和は、報道等でも大々的に取り上げられております。
本区においても、国や都の方針を踏まえ、児童・生徒及び教職員は、式典全体を通じてマスクを外すことを基本とすることを各学校(園)へ通知しました。
今年の卒園生、卒業生は、学校・園生活の大半をマスク着用で過ごし、友達や先生の素顔もよく分からないと言う子が多いようです。特に、中学3年生は、小学校の卒業式が、臨時休業によって練習もなく、マスクの着用が徹底されるなど制限の多い中での実施でありました。そうしたことから、この度の大きな制限緩和は、子どもたち、保護者の皆様、教職員にとっても、待ち望んでいた喜ばしい方針となったものと受け止めております。
しかしながら、長期間にわたるマスク生活で、さまざまな理由からマスクを外したくても外せない子どもたちがいることも現実です。そうした子どもたちに十分な配慮をし、全ての子どもたちにとって、心に残る、素晴らしい門出となることを願っております。
いよいよアフターコロナの時代がやってきます。さまざまに我慢して苦しい3年間でした。しかしながら、コロナ禍前に、当たり前に行ってきたことひとつひとつが、かけがえのない宝物であったことに気付くことのできた期間でもありました。
保護者、地域の皆様には、アフターコロナに入った学校の教育活動に御理解いただくとともに、ひとつひとつの経験を大切に、たくましく成長していく子どもたちへの御支援を今後ともよろしくお願いいたします。
令和5年2月16日 杉並区教育委員会 教育長 白石 高士
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