教育長メッセージ 保護者・地域の皆様へ(5年1月4日)
明けましておめでとうございます。
今年の干支は「卯」。この「卯」という字は左右に開かれた門の形から作られたとする説があり、閉じていた門が開きとび出るという意味があるとされています。コロナ禍でさまざまな門が閉ざされていた時代から、門が開いて飛躍する時代となることを期待したいです。
さて、依然として新型コロナウイルスの感染者数は高い状況が続いていますが、この間の重症化率及び致死率の状況を鑑み、学校における教育活動は平時に戻りつつあります。2学期においては、多くの学校行事が各校において開催されました。昨年度、一昨年度に比べて、数々の制限等を緩和して実施していることを実感されたことと思います。
こうした現状を踏まえて、本区においては、「杉並区立学校感染症対策と学校運営に関するガイドライン」の一部を12月に改定しました。今般改定された国や都のガイドラインを参考に、マスクの着脱や給食時の会話に関する内容を中心に見直しています。
マスクの着脱については、「学校の教育活動において、換気を十分に行った上で、活動場所や内容に応じてマスクを外す場面を設定すること」としました。ただし、さまざまな理由からマスクを外すことのできない子どもたちや、マスクができない子どもたちもいることに十分な配慮をするようにしています。
また、多くの方々からご意見をいただいた、給食時の会話についても「座席配置の工夫や適切な換気の実施等の措置を講じた上で、会話をすることも可とするが、子どもたちが対面する形態を避け、大声での会話は控える」としています。
こうしたガイドラインの改定は、アフターコロナを見据えたものであり、現在、屋外においてもなかなか進まない、「マスクを外すこと」の練習になるものと考えております。実施にあたっては、子どもたち一人一人の状況等に丁寧に配慮しながら進めてまいります。
マスクの着脱に関しては、保護者・地域の皆様の中でもさまざまな意見があるものと認識しておりますが、子どもたちの情操面での健全な発達に向けて、ご理解、ご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。
令和5年1月4日 杉並区教育委員会 教育長 白石 高士
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