蔵
近衞文麿が住み始めた後の昭和13年(1938年)に建築された2階建ての蔵で、痕跡調査の結果、近衞居住期から現在までほとんど改変されていないことが分かりました。近衛家で使用されていた生活用具をはじめ、漆工品、書画、長持などが保存されていました。
近衞家の日記には、近衞家本宅であった永田町邸から、荻外荘に長持や桐箪笥を運んだことが記されています。
入澤居住期〔昭和2年(1927年)~昭和12年(1937年)〕、この場所には鉄筋コンクリート造の倉庫がありましたが、昭和12年の近衞への楓荻荘譲渡に際し、倉庫は入澤の引っ越し先に曳家されました。
(広縁・廊下からのみ見学可能)
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