食堂
創建時の居住者である入澤達吉は、この邸宅を、客人を招くための場所にしたいと考え、食堂には、来客をもてなすための大きなテーブルと多くの椅子が置かれました。床は寄木張りとなっています。
邸宅を譲り受けた近衞文麿は、荻窪会談〔昭和15年(1940年)7月19日〕を客間で行った後、この場所で出席者をもてなしました。
葡萄とリスの意匠があしらわれた食堂キャビネットは、古写真を参考に復原しました。壁紙の色や文様も古写真のカラー化分析から推定し、腰壁壁紙文様は双鳳文様、長押上壁紙文様は鶏頭文様としました。
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