杉森中学校「社会科授業と家庭科授業におけるICTタブレットの活用」(令和4年7月13日)
社会科授業「地球温暖化と自然エネルギーを利用した発電の必要性について」
杉森中学校の3年生クラスでは、社会科の授業で「地球温暖化」と「自然エネルギーを利用した発電の必要性」について学んでいました。
授業では、「水力発電は、発電時に二酸化炭素が出ないから地球にやさしい」「火力発電は一度に大きなエネルギーを発生できるため電気不足にならない」など多くの意見が出されました。生徒は自らの意見を、タブレットを使って自由に書き起こし、ロイロノートを使って先生に提出します。提出された意見は、電子黒板によってクラス全体に共有され、他のクラスメイトからもさまざまな議論が飛び交いました。ロイロノートを利用することで、手を挙げて発言するよりも、積極的に発言が行われているように見えます。
途中、欠席していた生徒がオンラインで授業に参加したいと、ロイロノートで意見する場面も見られました。先生とクラスメイトで協力し、オンライン会議ソフトのTeams(チームズ)を立ち上げ、生徒は無事オンラインで授業に参加することができました。授業課題の提出もチームズで行うようです。
家庭科授業「ハウツー動画を見ながらぬいぐるみを作ってみよう」
一方で家庭科の授業では、生徒が”ハウツー動画”を確認しながらぬいぐるみを作っていました。ハウツー動画は、ぬいぐるみの作り方を一から紹介している動画で、生徒一人一人がタブレットから視聴できるものです。途中、生地の縫い方や折り方が分からなくなると、生徒はタブレットとにらめっこしながら解決に向けて真剣に作業に取り組んでいました。
授業を担当していた先生からは「動画を繰り返し見直すことで、生徒一人一人がわからない箇所を自らの力で解決しながら作業に取り組むことができる。」、生徒からは「動画で分からない箇所はゆっくり再生でき、理解している箇所は早送りができるため自分のペースで作業ができる。」など、実技教科である家庭科においてもタブレットの利用が日常化している様子が見られました。
杉森中学校では、五教科に加えて実技教科である技術・家庭科や音楽など幅広い教科でロイロノートやタブレットが利用されています。このようなICTの効果的な利用により、先生や生徒のコミュニケ―ションがより活発になる他、生徒がより主体的にさまざまな教科に取り組める様子が垣間見えました。
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