令和5年度杉並区中学生レスキュー隊第二回合同訓練及び修了式

3月3日に「令和5年度杉並区中学生レスキュー隊第二回合同訓練及び修了式」を阿佐ヶ谷中学校で実施しました。杉並区立中学校のレスキュー隊のうち、113名が参加しました。

アリーナでの様子

AED操作訓練、担架による傷病者搬送訓練、応急手当訓練

荻窪消防署、杉並消防署、荻窪消防団にご指導いただき実施しました。
AED操作訓練では、実際に救護者を発見した場合を想定し、グループで役割分担を行い、周囲への声掛け、心肺蘇生や人工呼吸、AED操作を行いました。

傷病者搬送訓練では、トレーナーや物干し竿を活用し担架を作り、搬送訓練を行いました。応急手当では、三角巾の代用としてタオルやビニール袋で腕を固定する方法を教えていただきました。有事の際に、身近にあるものを活用できることを学びました。

昇降口・校庭での様子

消火訓練、車いすを使用した傷病者搬送訓練

消火訓練では、消火活動で使用するD級ポンプを使用した放水時の圧力の体験、訓練用の水が出る消火器を火に見立てた的に向けて噴射する訓練、また、スタンドパイプの組立訓練を行いました。

 

車椅子による傷病者搬送訓練では、障害者生活支援課の職員の協力のもと、車椅子の使用方法を学び、実際に昇降口の段差を利用して乗ったり押したりしながら、操作の難しさを体感し、安全な操作方法を学んでいました。

修了式の様子

訓練後に行われた修了式では、今年度の締めくくりとして、教育長から各校の代表生徒に修了証が手渡されました。

さらに3年間活動を続けた隊員に贈られる記念盾は、対象者72名を代表して天沼中学校の隊員に授与されました。

参加した生徒からは、「以前訓練した内容を復習しつつ新しいことについても学ぶことができ、とても充実した時間を過ごすことができました」、「今日学んだことをいざ何かあったときに活かしたいと思います」といった声がありました。