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更新日 : 2025年2月10日

すぎなみCSみらい会議を開催しました

目次

はじめに

すぎなみCSみらい会議とは

令和5年度に学校運営協議会委員を対象としたアンケートにて、「コミュニティ・スクール(以下、「CS」)の役割への理解をさらに深めたい」「他の学校がどのような活動をしているのか知りたい」というお声をいただきました。そこで、CSにおける活動の事例共有や、さらなる改善を考える場として「すぎなみCSみらい会議」を初めて開催しました。
当日は82名の委員にご参加いただきました。

教育長から

教育長挨拶
はじめに教育長から自己紹介も兼ねてお話がありました。
「全小中学校に学校支援本部があり、区立学校全てがCSであることが杉並区の強みです。一方、会議運営が形骸化しているとの声もあります。学校運営協議会は地域学校協働活動の大切な基盤です。ぜひ学校運営協議会のより良いあり方について、一緒に考えていきましょう。」

地域学校協働活動推進員

地域学校協働活動推進員の紹介
続いて、地域学校協働活動推進員の紹介を行いました。地域学校協働活動推進員は、教育委員会と協力して、学校運営協議会や学校支援本部などの地域学校協働活動を円滑に推進していくための伴走支援を行います。

講義・事例発表

「コミュニティ・スクールについて」

講義の様子

地域学校協働活動推進員の一人である竹中紳治氏からは、

  • コミュニティ・スクールとは保護者を含む地域住民が一緒になり学校経営を考える仕組みである
  • 委員は学校経営の批評家ではなく実践者としての活動が大切
  • 学校における働き方改革について積極的に議題に取り上げる必要がある

との説明がありました。参加した委員の皆さんは頷いたり、メモをとったりしながら熱心に聞いていました。

事例発表

続いて、学校運営協議会の事例発表を行いました。

高井戸第三小学校学校運営協議会 会長 福田晴一氏
「小中一貫連携校の行事等も含めた年間スケジュールを立てて会議運営をすることで、委員として見通しをもった活動・支援を行うことができています。」

桃井第二小学校学校運営協議会会長 山本 實 氏
「ファシリテーターの委員が中心となって、毎回の会議で熟議を行い、会議が活性化するよう工夫しています。」

済美養護学校 会長 渡邉 貴裕 氏
「令和5年4月にCSが設置されて2年目ですが、毎月の会議で教員や保護者との交流、学校見学の時間を設けて学校を知ることを意識してきました。」

高井戸第三小学校桃井第二小学校済美養護学校

ワークショップ

後半は、4人のグループに分かれて意見交換を行いました。
まずは、自校の学校運営協議会の振り返りを行い、課題を書き出します。
「役割分担ができていない」、「報告事項に多くの時間を割いてしまっており、十分な協議ができていない」「保護者への広報が不十分」といった課題を、他校の委員と意見交換しました。

続いて、自校の課題に対してどのように対応していくか、「明日へのアクション」について協議をしました。
「CSの広報紙に顔写真を掲載する」「熟議のテーマを考える」「会議が傍聴可であることを広める」「小中が連携した年間計画を立てる」といったアイディアが沢山出されました。
意見交換は白熱し、会議終了後も延長して意見交換を続けたり、後日改めて集まるなど、交流を深めているグループもありました。

グループワークの様子地域学校協働活動推進員からのアドバイス

アンケートの声

「事例発表は、他校の学校運営協議会が学校との関係性をどう作っているかという点で参考になった」「他校の委員と交流する機会を持つことができとても有意義だった」「このような会議を継続して開催してほしい」といったお声をいただくことができました。また、「もう少しテーマを絞った方が深い議論ができた」「ワークシートを書く時間が足りなかった」とのご意見もいただきました。

おわりに

今回は初めての取り組みでしたが、教育委員会事務局としても、各委員がどういった点に課題を感じているのかを知ることができ、とても学びの多い会議となりました。今回いただいたご意見をもとに、杉並区教育委員会としても引き続き学校運営協議会のよりよい運営に向けた支援に努めてまいります。

お問い合わせ先

教育委員会事務局学校支援課 

〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号

電話番号:03-3312-2111(代表)

ファクス番号:03-5307-0692

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