グリーンインフラを活用した取り組み
グリーンインフラとは
「グリーンインフラ」とは、社会資本整備や土地利用等のハード・ソフト両面において、自然環境が持つ多様な機能を活用し、持続可能で魅力ある国土づくりや地域づくりを進める取り組みです。
社会課題の解決を図る社会資本整備やまちづくり等に自然を取り入れ、課題解決の基盤として、その多様な機能を持続的に活用するものです。
「グリーン」は、「ネイチャー(自然)」であり、樹木や花等 の「みどり」のみならず、土壌、水、風、地形といったものも含まれます。
経緯・今後の取り組み
東京都豪雨対策基本方針の改定【令和5年12月】
昨年12月に「豪雨対策基本方針」を改定し、目標降雨を10ミリメートル引き上げ、1時間に85ミリメートルまでの降雨には、「河川・下水道の整備」、「流域対策(雨水流出抑制対策)」により、浸水被害を防止するとともに、目標を超える降雨に対しても、もしもの備えとしての「家づくり・まちづくり対策」にグリーンインフラを活用した取り組みを位置付けています。
こうした状況を踏まえ、区では、実行計画において、令和6年度から道路の透水性舗装や区立施設等での雨水浸透(貯留)施設整備の取り組みを強化することに加えて、自然の持つ機能を活用したグリーンインフラによる雨水流出抑制対策に取り組むこととしました。
流域治水の取り組みに関する連携協定【令和6年5月20日】
流域治水に関する専門技術の研究や推進に向けた学びの場の提供、住民との新たなコミュニティの形成などに取り組んでいる゙「流域治水を核とした復興を起点とする持続社会」地域共創拠点゙と令和6年5月20日に連携協定を締結しました。
【知る】知識・取り組みを知ろう
みんなで「知ろう」グリーンインフラ
グリーンインフラに関する基本的な知識、身近な取り組み事例などについて、専門家から教えてもらう機会をつくります。
第1回 みんなで「知ろう」グリーンインフラ【令和6年7月21日】
第2回 みんなで「知ろう」グリーンインフラ【令和6年10月20日】
第1回 みんなで「知ろう」グリーンインフラ
地球温暖化などの影響により、大気全体の気温が高くなっており、太平洋高気圧が強まれば、ここ10年の暑さを上回って、令和5年(2023年)に匹敵するような猛暑になることが予想される中、1時間に50ミリメートルを超すような豪雨の回数も増加傾向にあることから、水害から区民の生命や財産を守るためには、区民と産・学・官が一丸となって浸水対策に取り組むことが急務の課題となっています。
そこで、これまでの河川や下水道などの整備と合わせて、自然環境の持つ機能を活用したグリーンインフラについて、区民の皆さまと共に考え、推進していくことで、この気候変動対策に取り組んでまいります。
そのため、令和6年5月20日にグリーンインフラの専門家集団である学識経験者のチームと連携協定を締結しましたので、区民の皆さまに「グリーンインフラとは何か?」「流域治水とは?」など知っていただく機会を設けました。
- 日時
- 7月21日(日曜日)午前9時30分~正午
- 場所
- 井荻小学校(杉並区善福寺1丁目10番19号)
- 講師
- 熊本県立大学 島谷 幸宏 特別教授ほか
- 参加者
- 45名
熊本県立大学 島谷特別教授からの講演
「グリーンインフラって何?流域治水って何?」について1時間講演してもらいました。
- 【動画】熊本県立大学島谷特別教授による「グリーンインフラって何?流域治水って何?」についての講演(YouTube 杉並区公式チャンネル)(外部リンク)
- 「グリーンインフラって何?流域治水って何?」講演資料 (PDF 8.9MB)
意見交換・質問タイム・施設見学
1班7人~8人ずつA班からF班に分かれて、意見交換・質問タイム・施設見学(井荻小学校の雨庭・田んぼ)を実施しました。
第2回 みんなで「知ろう」グリーンインフラ
雨水の流出を防ぎ、水害の被害を軽減するためには、「土」の浸み込む力を活用します。「土」の浸み込む力を最大限活用するためには、どんな土の状態がいいのでしょうか。
カエル博士が善福寺公園内の土を使って浸透実験を行います。
- 日時
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令和6年10月20日(日曜日)
第1回 午前11時15分~(受付開始 午前11時)
第2回 午後1時15分~(受付開始 午後1時)
第3回 午後2時15分~(受付開始 午後2時) - 場所
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都立善福寺公園内 遅野井川のあずまや付近
- 定員
- 各回12名程度(先着順)
- 受付
- 遅野井川のあずまや付近受付までお越しください。
土の状態が違う園内3カ所で水(雨水)が土に浸み込む能力実験をします。
実験結果を専用シートに記録してみましょう。
結果は区ホームページで公表予定です。
今回の実験は「善福寺川を里川にカエル会」が主催で開催する「善福寺発見2024」と区が共催で実施いたします。
「善福寺発見2024」では、この実験のほかにも、以下のブースがありますので、ぜひご参加ください。
- わが家の「水害ハザードマップ」コーナー
- 水害ハザードマップの見方を解説
- 善福蛙の「ものしり」コーナー
- 善福寺川クイズや、グリーンインフラについての解説等
【気づく】区政の取り組みに気づき 気づいたグリーンインフラのアイデアを聞かせてください
キックオフミーティング(流域治水としてのグリーンインフラ)【9月7日】
日頃、区政にかかわる機会の少ない方を含め幅広い区民の方に参加していただき、区政への関心を高め理解を深めるとともに、さまざまな意見やアイデアを伺うことができました。
- 日時
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令和6年9月7日(土曜日)
1部 午前10時~午後0時30分
2部 午後2時~午後4時30分
- 場所
- 杉並区役所西棟6階第4会議室
- 当日のプログラム
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- 区長からの話
- ファシリテーターによるアイスブレイク
- 土木計画課からの「グリーンインフラ」に関する説明
- 参加者によるカードゲーム
- 参加者によるグループトーク
- 全体トークとまとめ
- いただいた主な意見
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- 趣味で楽しんでやっていたことが、実は「グリーンインフラ」だったことに気づいた。
- 生活の中で自分ができることから「知る」→「気づく」ことが大切だと感じた。
- 情報発信・啓発が大切。ひとりひとりができることなど
- 「グリーンインフラ」がとても幅広い概念であることが分かった。
- 課題解決型グリーンインフラカードゲームは『グリーンインフラが何なのか』を具体化・イメージ化できるツールで、小中高の学びの教材になると感じた。
- 「グリーンインフラ」はたくさんのツールがある、まずは身近なところから始めたい。
【考える】みんなで考えてみましょう
グリーンインフラ推進会議
グリーンインフラや流域治水について、共に考える、意見交換を行う機会をつくります。
全3回を予定しています。区内の治水対策などに関して情報提供を行い、参加者に情報を知っていただいたうえで、意見交換を進めたいと考えていますので、毎回、同一の参加者とする予定です。
- 日時
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第1回 令和6年10月27日 午後1時30分~午後4時30分
第2回 令和6年12月14日 午前9時30分~正午
第3回 令和7年2月2日 午後1時~午後3時45分
- 場所
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第1回・第2回 柏の宮公園 学習室
第3回 杉並区役所中棟6階 第4会議室
- 定員
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30名程度
参加者多数の場合、抽選で決定します(全3回参加できる方を優先させていただきます)
当選者には10月18日以降にメール等にて通知します。
- 申し込み
- 以下の申し込みフォーム、または土木計画課土木調整グループまでお電話ください。
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このページに関するお問い合わせ
都市整備部土木計画課土木調整グループ
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話:03-3312-2111(代表) ファクス:03-3316-2470