善福寺川流域の浸水対策について
善福寺川上流調節池(仮称)について
善福寺川上流調節池(仮称)に関するオープンハウスを開催しました
都より、善福寺川上流調節地(仮称)に関する事業概要や、現在の設計における検討状況およびこれまでの説明会などでいただいた意見に対する検討状況について説明しました。また、区からは流域治水対策の一つとして今年度から開始したグリーンインフラの取り組みなどを説明しました。
開催日 | 時間 | 会場 |
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令和6年9月5日(木曜日) | 午後5時から午後8時まで | コミュニティふらっと成田(成田西1丁目28番18号) |
令和6年9月6日(金曜日) | 午後5時から午後8時まで | 荻窪地域区民センター(荻窪2丁目34番20号) |
令和6年9月8日(日曜日) | 午後1時から午後5時まで | 桃井第一小学校(桃井2丁目6番1号) |
【オープンハウスに関する問い合わせ先】
東京都建設局河川部計画課 電話:03-5320-5414
杉並区都市整備部土木計画課 電話:03-3312-2111(代表)
会場では、区の取り組みをパネルでご覧いただきました。会場では区の職員も説明を行いました。
会場では、都の説明パネルをご覧いただきました。パネルごとに都の職員が詳細について丁寧に説明しました。
- 都の設計説明(善福寺川上流調節池(仮称)その1 (PDF 28.9MB)
- 都の設計説明(善福寺川上流調節池(仮称)その2 (PDF 29.7MB)
- 善福寺川上流調節池(仮称)工事に関する事業説明(都建設局HP)(外部リンク)
概要
都の「荒川水系 神田川流域河川整備計画(令和5年3月改定)」では、尾崎橋(五日市街道)から原寺分橋(女子大通り)間の善福寺川上流部において約30万立方メートル規模の調節池が必要とされています。
区としても善福寺川上流部での浸水対策は喫緊の課題であり、都に対して浸水対策の早期実現を求めています。
これまでの経過(都:東京都 区:杉並区)
- 平成28年3月
都:荒川水系神田川流域河川整備計画に善福寺川の上流部(位置:原寺分橋~関根橋)に容量約35万立方メートル規模の調節池の計画が示されました。 - 令和4年3月7日
都:神田川流域河川整備計画(変更素案)の事前調整について、区へ照会がありました。 - 令和4年3月25日
区:令和4年3月7日の照会について、取水施設が3箇所になることを確認し、次のとおり回答しました。
- 令和4年11月30日
都:神田川流域河川整備計画(変更案)について、区へ照会がありました。 - 令和4年12月12日
区:令和4年11月30日の意見照会に対して、次のとおり回答しました。
- 令和5年3月
都:荒川水系神田川流域河川整備計画を改定し、取水施設を3か所とする約30万立方メートル規模の善福寺川上流調節池(仮称)整備が計画されました。 - 令和5年3月30日
都:荒川水系神田川流域河川整備計画の河川法に基づく国の認可について、区へ通知されました。
- 令和5年8月下旬
都:東京都市計画河川第8号善福寺川都市計画変更素案(善福寺川上流調節地(仮称))に関する説明会が開催されました。
- 令和5年11月17日
都:本都市計画案について、区へ意見照会がありました。 - 令和5年11月30日
都:東京都都市整備委員会への報告を経て、素案から都市計画案とされました。 - 令和5年12月1~15日
都:都市計画案の公告・縦覧が実施されました。 - 令和5年12月14日
区:本事業の進め方について、都に次のとおり要望しました。
- 令和6年1月16日
区:杉並区の都市計画審議会を開催しました。
- 令和6年1月20日
都:東京都建設局による説明会が実施されました。
- 令和6年1月26日
区:本都市計画案については区民から多くの意見や要望が届いていることや、区の都市計画審議会からは都市計画変更案には同意するが、都の進め方などについて意見が付されるという異例の答申を受け、令和5年11月17日付の都から意見照会に対し、次のとおり杉並区の意見(回答)を都へ提出しました。
- 令和6年2月6日
都:第244回東京都都市計画審議会が開催されました。
- 令和6年3月6日
都:都市計画変更が決定され、東京都公報にて東京都告示第199号として告示されました。
手続き等の流れ
主な浸水被害の発生状況
善福寺川流域では、これまで度重なる浸水被害が発生しています。
- 平成17年9月:集中豪雨 浸水被害 約1,600棟
- 平成26年7月:集中豪雨 浸水被害 約60棟
近年でも、松見橋・西田端橋付近などでは水位が頻繁に護岸天端付近まで上昇しています。
環状七号線地下調節池の完成以降、環状七号線より下流の和田地区などでは浸水被害が軽減しています。
河川などの整備
1時間あたり85ミリメートル規模の降雨に対応することを目標としています。
出典:東京都建設局「東京都内の中小河川における今後の整備のあり方について 最終報告」「都の整備方針」
出典:東京都豪雨対策基本方針(改定) 令和5年12月
現在の整備状況
河道整備など
善福寺川において、1時間あたり50ミリメートルの降雨に対応できる河道整備が完成している整備率は、約61%です。(令和3年度末時点)
現在は、大成橋付近と神通橋付近において河道整備を実施中です。
調節池整備
善福寺川調節池(貯留量3万5千立方メートル)、和田堀第六調節池(貯留量4万8千立方メートル)、神田川・環状七号線地下調節池(貯留量54万立方メートル)が完成済みです。
現在、和田堀公園調節池(貯留量1万7千5百立方メートル)と下高井戸調節池(貯留量3万立方メートル)を事業中です。
なお、東京都は、神田川・環状七号線地下調節池ほか21カ所の調節池の貯留率を公開しています。また、神田川・環状七号線地下調節池神田取水ほか8カ所の取水口映像を公開しています。
流域対策
区では、浸水被害の軽減のための流域対策として、また、地下水のかん養や緑勢の回復等を図るため、建物の新築や増改築の際に、雨水流出抑制施設の設置をお願いしています。
また、公共施設の建物や道路や公園などの整備においても雨水流出抑制施設の設置に努めています。
区内の流域対策の目標値は令和19年度までには62万7千立方メートル(神田川流域:61万4千立方メートル、目黒川流域:1万3千立方メートル)です。
関連する資料
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このページに関するお問い合わせ
都市整備部土木計画課土木調整グループ
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話:03-3312-2111(代表) ファクス:03-3316-2470