親子の交通安全
道路には危険がいっぱい
歩道を歩いていると、横を猛スピードで通り抜ける自転車。信号が青に変わって横断歩道を渡り始めると、信号の変わり目に無理やり交差点に進入してくる車が接近。交通ルール・マナーを守っていても、道路には危険がたくさん潜んでいます。
子どもは興味を持つと、夢中になって周りの状況が見えなくなってしまいます。幼い大切な命を守るためには、親の見守りとともに、道路にはどのような危険が潜んでいるかを分かりやすく具体的に、繰り返し教えるようにしましょう。
こんな危険も潜んでいます。
- 歩道は歩行者が優先。それなのにルール・マナーを無視した暴走自転車が歩行者を縫うように走り去ることも。
- 歩行者用の信号は「青」。安心して道路を横断していると、赤信号を見落とした車が交差点に進入。
- 見通しの良い交差点でも、右折・左折する車が、横断中の歩行者を見落として急接近。
幼児(6歳未満)の交通事故の特徴
幼児が保護者の後について一緒に道路を横断しようとして、車にひかれてしまう事故が発生しています。横断中は幼児から目と手を離さず、常に周囲の状況に注意してください。
また、車道を挟んで反対側にいる幼児に声を掛けると、保護者の存在に気付いた幼児が夢中で道路を横断してしまうことがあります。安全のために、状況によっては幼児に声を掛けないことも大切です。
- 信号が青だからと安心して幼児から目を離すと思わぬ事故に遭うことがあります。
- 保護者に気付いた幼児が、車が接近しているのに、夢中で横断して事故に遭うことがあります。
児童(6歳以上13歳未満)の交通事故の特徴
児童の交通事故で多いのは、自転車走行中に交差点手前で安全確認をせず進入し、出会い頭に衝突するケースや歩行中の飛び出しによるものです。
友達と通行中におしゃべりしたり、夢中になって追いかけっこをして、周りの状況を見ずに車道に入って車と衝突するなど、不注意が原因となっていることが多いのが特徴です。
道路では「一度止まってから、右・左・右・右後ろ」を見て安全確認する習慣を身に着けられるように、日頃から家庭のなかでも注意を促しましょう。
- 自転車が一時停止せず交差点に侵入すると、車と接触することも
- 自転車は交差点手前で一時停止し、「右・左・右・右後ろ」の安全確認
- 追いかけっこしながら夢中で走ると危険です
- 道路や車のそばでは、絶対に遊ばないようにしましょう。
子どもが自転車に乗る際は、ヘルメットを着用させましょう
児童・幼児(13歳未満の子ども)の保護者は、児童・幼児が自転車を運転するときは、自転車用ヘルメットをかぶせるよう努めなければなりません。万一の転倒・衝突による頭部損傷を防ぐため、ヘルメット着用は大変有効です。
幼児2人同乗用自転車の安全利用について
16歳以上の運転者が安全基準を満たした「幼児2人同乗用自転車」を運転する場合は、その幼児用座席に小学校就学始期に達するまでの者2人を乗せることができます。
自転車がバランスを崩しやすくなりますので、万一の転倒に備え、必ずヘルメットをかぶせましょう。また、歩行者のいる歩道でスピードを出して走行することは大変危険です。自転車走行のルールとマナーを守って利用しましょう。
幼児2人同乗用自転車とは、運転者のための乗車装置と2つの幼児用座席を備えた特殊な構造・装置を持つ自転車のことです。強度・走行時の安定性・転倒時の安全性に配慮するなど、一定の安全基準を満たしています。安全性を示すBAAマーク、SGマーク等の付いたものを利用しましょう。
幼児2人同乗用でない自転車の前後に幼児用座席を取り付けて、幼児2人を乗せることはできません。
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