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更新日 : 2025年1月1日

もっと知る すぎなみ

特集記事

2025年1月1日号表紙

防災・安全

新年は備えを見直すタイミング いつ起こるか分からない地震に備える

今年は甚大な被害をもたらした、能登半島地震から1年、阪神・淡路大震災から30年を迎えます。
今後30年の間に約70%の確率で発生すると言われている首都直下地震では、区内でもさまざまな被害が想定されています。
過去の震災からの教訓を活かし、この機会に災害への備えに取り組みましょう。

目次

過去の災害を“知る” 将来の災害に“備える”

過去の震災を基に、区内で想定されている被害を知り、いざというときのために、今から備えよう!

ライフラインの停止

知っておこう!

地震によりライフライン(電気・ガス・水道)が被害を受けた場合は、発災の規模によっては復旧までに多くの時間がかかります。電気の復旧は比較的早い傾向にありますが、ガス・水道の復旧は長期化が予想されています。

出典=東北地方整備局震災伝承館

ライフライン(電気・ガス・水道)復旧までにかかった日数

出典=兵庫県庁ホームページ「阪神・淡路大戻災の支援・復l日状況」、東京都防災会議「首都直下地蚕等による東京の被害想定報告書」

今からできる!

  • ローリングストック
    日頃から利用している食料·飲料水・日用品を少し多めに買い置きして、日常生活の中で定期的に消費しながら新たに買い足すことで、常に一定量を保つ方法です。
    (問い合わせ先:防災課)

ローリングストックイメージ

火災の発生

知っておこう!

最大震度7を観測した阪神・淡路大震災では、原因が判明している139件の地震火災のうち、地震の揺れに伴う電気機器からの出火や停電が復旧したときに出火したものなど、電気を原因とした火災が約6割を占めています。

火災の様子

出典=神戸市ホームページ「阪神・淡路大震災「1.17の記録』」

阪神・淡路大震災における火災発生原因

出典=消防庁「地霊時における出火防止対策のあり方に関する調査検討報告書平成10年」

今からできる!

  • 感震ブレーカーの設置
    地震時の電気・通電火災を予防する感震ブレーカーの設置支援を行っています。費用は原則1台2000円ですが、火災危険度ランク4·5の地域の世帯などの特例対象者に該当する場合は無料です。
    感震ブレーカー設置支援事業
    (問い合わせ先:防災課)
  • 不燃化に関する助成
    区内の一部地域で、老朽建築物の解体や燃えにくい建物の新築に対して助成を行っています。
    不燃化に関する助成
    (問い合わせ先:市街地整備課不燃化推進係)
  • 街頭消火器の設置場所の確認
    火災が発生した際の初期消火器具として、街頭消火器を設置しています。自宅周辺の街頭消火器の位置を事前に確認しましょう。設置場所は、区公式電子地図サービス「すぎナビ」をご覧ください。
    すぎナビ外部サイトへリンク
    (問い合わせ先:防災課)

建物の倒壊

知っておこう!

北陸地方を中心に甚大な建物の倒壊被害をもたらした能登半島地震に対し、首都直下地震では、杉並区だけでも全壊・半壊ともに能登半島地震の半数近くの被害が予想されています。

建物倒壊の様子

出典=神戸市ホームページ「阪神・淡路大震災「1.17の記録』」

能登半島地震における建物倒壊数と首都直下地震の被害想定

出典=内閣府「令和6年能登半島地定に係る被害状況等について(6年10月29日)」、東京都防災会議「首都直下地震等による東京の被害想定報告書」

今からできる!

  • 家具転倒防止器具の設置
    家具が転倒すると、けが・火災の原因や避難の妨げになることがあります。区では、高齢者世帯などに対し、転倒防止器具を取り付けています。
    (65歳以上の方)家具転倒防止器具の取付
    (心身に障害のある方)家具転倒防止器具の取付
    (問い合わせ先:65歳以上の方=高齢者在宅支援課、心身に障害のある方=障害者施策課)
  • 耐震化に関する助成
    昭和56年5月以前に建てられた建物を対象に、耐震診断・耐震改修などの費用を助成しています。また、昭和56年6月~平成12年5月に建てられた木造住宅の耐震化にも、助成制度があります。
    耐震化支援事業
    (問い合わせ先:市街地整備課耐震改修担当)

「防災マップ」「在宅避難ガイド」をご活用ください!

避難場所の確認や在宅避難の準備に役立つ情報を掲載しています。

防災まちづくりフェア

防災・減災の知識を深め、災害に備えよう

災害から命を守り、財産を守り、生活を守る。そのためにできることを今から考えてみませんか。

  • 日時:1月14日(火曜日)・15日(水曜日) 午前10時~午後4時
  • 場所:区役所1階ロビー、2階区民ギャラリー ほか
  • 内容:感震ブレーカー・防災用品・パネル展示、耐震・ブロック塀無料相談(図面・現況写真など持参)、阪神・淡路大震災などの震災写真展示、起震車による地震体験ほか

(問い合わせ先:市街地整備課耐震改修担当)

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広報すぎなみ(令和6年度)1月1日号 第2395号

お問い合わせ先

危機管理室防災課 

〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号

電話番号:03-3312-2111

ファクス番号:03-3312-9402

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