乳幼児のページ
赤ちゃんがいろいろなことを覚えながら大きくなる毎日のなかで、「困ったな」「どうしよう」という出来事もたくさんあります。
赤ちゃんはみんな個性豊か。成長発達も少しずつ早かったり、ゆっくりだったり。あせらないでくださいね。
保護者の方が赤ちゃんの気持ちを理解するための参考になるように作りました。
月齢ごとの特徴
予防接種
私たちは、日常生活の中で、さまざまな細菌やウイルスなどと共存していますが、身体に抵抗力がないと病気(感染症)にかかってしまいます。
赤ちゃんがお母さんからもらった、病気に対する抵抗力(免疫)は、赤ちゃんの成長とともに自然に失われていきます。そのため、赤ちゃん自身で免疫をつくり、病気を予防する必要があります。その手助けとなるのが予防接種です。
予防接種とは、ワクチンを接種して免疫をつくることにより、発症を予防したり、症状を軽くしたりする手段です。
感染症にかからないように、また、病気を流行させないためにも予防接種を受けて免疫をつくりましょう。
SIDS(乳児突然死症候群)について
SIDSって何?
元気で生まれた赤ちゃんが、事故や窒息ではなく眠っている間に突然死亡してしまう病気がSIDS(乳幼児突然死症候群)です。
生後2か月から6か月に多く、令和4年には47名の乳幼児が亡くなっており、乳児期の死亡原因としては第4位となっています。SIDSの予防法は確立していませんが、以下の3つのポイントを守ることによりSIDSの発症率が低くなるというデータがあります。
1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょう
SIDSは、うつぶせ、あおむけのどちらでも発症しますが、寝かせる時にうつぶせに寝かせたときの方がSIDSの発生率が高いということが研究者の調査からわかっています。
医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせましょう。この取り組みは、睡眠中の窒息事故を防ぐ上でも有効です。
できるだけ母乳で育てましょう
母乳育児が赤ちゃんにとっていろいろな点で良いことは、よく知られています。母乳で育てられている赤ちゃんの方が、SIDSの発症率が低いと報告されています。人工乳(ミルク)がSIDSを引き起こす原因ではありませんが、できるだけ母乳を与えましょう。
これらの育児習慣のほか、赤ちゃんを暖め過ぎない(布団をかけすぎたり、暖房のそばで寝かせる等)、できるだけ赤ちゃんを一人にしないことなどに気をつけましょう。
それでもSIDSは起こることがありますが、それは保護者の方のせいではありません。
ご心配なこと、ご相談したいことがありましたら、ご住所を管轄する保健センターにご相談ください。
たばこをやめましょう
たばこはSIDS発生の大きな危険因子です。妊娠中の喫煙はおなかの赤ちゃんの体重が増えにくくなりますし、呼吸中枢にも明らかによくない影響を及ぼします。
妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙はやめましょう。
これは、身近な人の理解も大切ですので、日頃から喫煙者に協力を求めましょう。
- 保健所・保健センター
- 乳幼児突然死症候群(SIDS)について(こども家庭庁ホームページ)(外部リンク)
- SIDS等で赤ちゃんを亡くされた家族のための電話相談(東京都福祉局ホームページ)(外部リンク)
- NPO法人 SIDS家族の会ホームページ(外部リンク)
このページに関するお問い合わせ
子ども家庭部地域子育て支援課母子保健係
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話:03-3312-2111(代表) ファクス:03-5307-0686