9~10か月頃
アドバイス
盛んにはいはいで動き回り、興味のひかれるものに近づいてさわったり、口に入れたり、好奇心はますます旺盛になります。つかまり立ちをする赤ちゃんも増えてきます。これは手の力がついてきて、自分の体重を支えられるようになったということ。もう一度、赤ちゃんの目の高さで危険なものがないかよく確認しましょう。
運動が活発になるのと並行して、体つきも徐々にスマートになってきます。意思表示もはっきりしてきて、欲しいものを要求したり、いやなことや気に入らないことは泣いて抵抗したりします。ことばの理解も深まって、大人が「いけません」などというと、手を引っ込めたりします。赤ちゃんに多くを話かけてあげると、それが赤ちゃんの言語理解につながっていきます。いっぱいお話を聞かせてあげましょう。
模倣
赤ちゃんは生後9か月頃から真似をしたがるようになります。
大人が日ごろ行っている、化粧や歯みがきなどを、そばでじっと観察して、真似しようとすることはありませんか?また、「アー」「ウー」など、大人の声と同じように声を出すこともあります。大人の真似をするのは、赤ちゃんが周囲の人に興味をもっている証拠です。これからことばを覚え、毎日の生活習慣を身に付けるうえで、とても大切な対人コミュニケーションの第一歩となります。
模倣を引き出す遊びの工夫
赤ちゃんが興味をもちそうな、なじみがあるおもちゃを用意してあげましょう。車や飛行機、動物のぬいぐるみ、おもちゃの電話機やコップなどがいいでしょう。
赤ちゃんと向かいあって遊びながら、車を「ブーブー」といいながら動かすのをみせてから、赤ちゃんに車を渡すと、赤ちゃんは喜んで同じようにして遊ぶでしょう。
コップで「ゴクゴク」と音を立てて飲むふりや、電話の受話器を耳に当てて「もしもし」と話すふりをしてみてもいいでしょう。
赤ちゃんが喜ぶようないろいろな動作をしてあげましょう。
後追い
保護者の方の姿が見えなくなると、泣き出したり、はいはいして後を追いかけたりします。保護者の方に対する愛着が強くなったということ。保護者の方は赤ちゃんの不安を取り除くよう、声をかけたり、できるだけ相手をしてあげましょう。
離乳食
食事のリズムを大切に、1日3回食に進めていきます。家族一緒に楽しい食卓体験を。食品をいろいろ組み合わせて献立に変化を持たせましょう。歯ぐきでつぶせる固さ(軟らかいバナナくらい)に調理します。
この頃、自分で食べる意欲が出て、手づかみで食べようとします。茹でた野菜のスティックや細長く切ったパンなどを持たせ、前歯で噛み切る練習もしてみましょう。
歯
歯の本数が増えてきたら、歯ブラシで歯に触れる練習をし、歯ブラシを口に入れることに慣れさせるようにしましょう。機嫌の良い時を見計らって行ってください。
9か月・10か月児健診
都内の委託医療機関で受けます。(その他の医療機関では有料となります。)
4か月児健診のご案内と一緒に受診票が郵送されます。6か月児と9か月児の受診票が2枚一緒に郵送されます。
相談
乳幼児の保育、子育ての悩みなどはありませんか?
保健センターでは電話や訪問、来所による相談を随時受けつけています。お気軽にご相談ください。
母乳やミルクをよく吐く、母乳やミルクが足りているか、皮膚のトラブルなど、お子さんのことで気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
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このページに関するお問い合わせ
子ども家庭部地域子育て支援課母子保健係
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