家庭での震災対策

 

ページ番号1005248  更新日 令和6年8月29日 印刷 

身の安全の確保を

イラスト:机の下に隠れるなみすけ

阪神・淡路大震災の時は、亡くなった方の約8割は建物の倒壊や家具の転倒による圧死でした。命は助かったとしても、ケガをしてしまうと、避難することも困難になります。
地震が起きた際に最優先することは身の安全を確保することです。備蓄品が必要になるのは、命あってのものですので、まず始めに行うべき対策は、家の耐震化や、家具の転倒防止などになります。

家の耐震化

現在建築されている家屋は、昭和56年6月に改正された建築基準により、震災に対して強いものになっていますが、それより前に建てられた建物は、古い基準で構造を設計しているため、大地震が発生したときに建物や、水道やエレベーターなどの設備の被害が大きく、生活ができなくなるなどの事態を招く恐れがあります。
古い基準で建てられた建物の場合、建物が地震に対して大丈夫か、調査しましょう。区では耐震化に対して助成等の支援を行っています。

家具の転倒防止、物の落下防止

家具が倒れると、危険なばかりではなく、部屋に閉じ込められてしまう場合があります。転倒防止器具を取り付けましょう。区では防災用品のあっせんを行っています。転倒防止器具もありますので、参考にご覧ください。

また、高いところに物を置かない、重いものなどは棚の中でも下の方に置くなど重心を下げる、建物の形を考えて倒れにくい向きに家具を配置するなど工夫しましょう。
家の中で家具が倒れたり、物が落ちてこない安全なスペースを作るのも対策の一つです。地震が起きた時のために廊下や部屋に物を置かないようにしておくだけで安全なスペースは作れます。

家具の転倒防止等の対策は、以下のリンクから詳細を確認いただけます。

在宅での避難(家庭内での備蓄)

震災時に、自宅の安全が確保され、居住の継続が可能な場合、区では在宅避難を推奨しています。在宅避難のメリットは、住み慣れた家で避難生活を送るため、プライバシーを確保でき、心身に掛かるストレスを軽減できることです。在宅での避難生活を送るために、今、すぐに、できることから始めましょう。

(配布場所)
防災課(区役所西棟6階)、区民事務所、地域区民センター、コミュニティふらっと、図書館

非常持ち出し品の準備

避難するときに、とっさに必要なものを持ち出せるよう非常持ち出し袋を目につくところに備えておくことが大切です。
また、中身については、品質保持期限などを定期的に点検するようにしましょう。

非常持ち出し品リスト

  • 〔非常食〕火を使わなくても食べられるものが便利。 乾パン、缶詰、チョコレートなど
  • 〔飲料水〕500ミリリットルのペットボトル1~2本
  • 〔携帯ラジオ〕災害時は正確な情報が不可欠です(予備電池を忘れずに)
  • 〔懐中電灯〕停電や夜間の行動に必要です(予備電池を忘れずに)
  • 〔貴重品〕現金(10円硬貨もあると便利)、通帳類、証券類、身分証明書、健康保険証、印鑑など
  • 〔衣類〕下着、上着、靴下、ハンカチ、タオル、雨具など
  • 〔救急医療品〕ばんそうこう、ガーゼ、包帯、消毒液、解熱剤、胃腸薬、風邪薬、(持病のある方は常備薬)など
  • 〔ヘルメット〕落下物から頭部を保護します。防災ずきんなど
  • 〔その他〕マスク、ライター、マッチ、ろうそく、軍手、ナイフ、缶切り、栓抜き、ティッシュペーパー、ウェットティッシュ、ホイッスル、ポータブルトイレ、身だしなみ用品(鏡、ブラシなど)、携帯電話の充電器など。体温を逃がさないサバイバルシートなども重宝します。

避難先の確認

区では、区内の全小中学校、保育室若杉(旧若杉小学校)、旧新泉小学校、旧杉並第八小学校(改修工事のため、令和3年4月1日からは高円寺体育館)を震災救援所(避難・救援の拠点)として定めています。自宅が安全な場合は避難の必要はありませんが、建物の倒壊や火災の延焼などで危険な場合は、震度5強以上の地震が発生した場合に震災救援所が開設されますので、自宅からお近くの震災救援所まで安全に通行できるルートを確認しておきましょう。

また、大規模な火災の延焼により身に危険が迫った場合は、お近くの広域避難場所まで避難してください。
どちらも状況により避難できる場所が変わります。複数確認しておくと良いでしょう。
詳しくは、杉並区防災マップでご確認ください。

リーフレット「東京仮住まい」について

東京都が作成したリーフレット「東京仮住まい」は、大規模地震の発生から仮住まい、復興までの流れを被害状況や避難先・仮住まい先の多様な選択肢と合わせて確認することで、平時からの備えと被災後の円滑な行動に役立つ内容となっています。リーフレットは、多言語版(英語版、中国語(簡体字)版、韓国語版)もあります。ぜひ、ご活用ください。

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このページに関するお問い合わせ

危機管理室防災課
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話:03-3312-2111(代表) ファクス:03-3312-9402