ご覧のページは、平成28年度の取り組み内容です。
これまでの区の取り組み
区では、待機児童の解消を区政の最重要課題の一つに位置付けて取り組んできました。ここでは、20年度からの取り組み内容をまとめました。
表1 認可保育所の新規整備数
区では25年度から認可保育所の整備が本格化しました。順調に整備が進めば、29年4月の施設数は、22年4月の施設数(58所)の約1.8倍となる、106所となる予定です。
図1 区の保育施設定員数の推移
認可保育所の整備を中心に定員の増加を図っています
認可保育所は、卒園まで同じ保育園で過ごすことができることなどから、ニーズが高い保育施設です。
保育需要が高まる中、一定規模の保育定員を確保するためにも、認可保育所を核とした整備が有効です。
これまでの区の取り組みに対する質問と回答
質問
25年度から認可保育所の整備が本格化したとのことですが、27年度は整備のペースが落ちているのはどうしてでしょうか。(表1)
回答
27年度は、13施設の整備を計画していましたが、保育事業者からの提案による整備が少なく、結果として7施設の整備に留まりました。その理由は、都市部では多くの自治体が保育所増設に取り組む中、住宅地である杉並区に、保育事業者自らが保育所に適した土地・建物を探し出すことがとても難しくなっているからです。だからこそ区は、区立施設も含めた公有地を保育事業者に貸し付ける手法をこれまで以上に積極的に用いて、より確実な整備を進めていきます。
質問
23年度から認可保育所の整備を計画したそうですが、23・24年度は認可保育所の定員があまり増えてないのはどうしてでしょうか。(図1)
回答
計画から認可保育所の開設までには、計画~設計に1年、建設~開設準備に1年と通常のやり方だと2年くらいかかります。
そこで、その間は、急増する保育需要に対応するため、小規模な保育事業所の整備を可能な限り進め、23年度と24年度の2年間では保育施設定員数全体で475名分を確保しました。
質問
保育施設を整備する地域が偏っていると聞いたことがありますが、区内の各地域に満遍なく整備されているのでしょうか。
回答
単年度でみると、整備数が少ない地域もありますが、これまでの整備状況全体で見ると図のような分布になっています。
もちろん、保育施設の整備は今年度で終わりではありません。保育需要に応じ、今後も各地域に整備を続けていきます。
分布図は、29年4月予定(ただし、「その他、小規模保育事業所等」は、区立施設活用施設を除き28年4月現在)
質問
以前(5~6年前)、近くにあった国有地が空き地になっていたんだけど、どうしてその土地に保育所を整備しなかった理由はありますか。
回答
22年度以前の一定の期間は、区として認可保育所を整備する方針がなかったこともあり保育所の整備を見送りました。しかし、その後は、土地の立地や面積が保育所に適している場合、積極的に国有地を活用しており、現在も6カ所の国有地を活用した整備が進行中です。
質問
民間の空き地や空き家を区が買い取って保育所を整備しないのですか。
回答
上高井戸や荻窪、成田東に作った保育所では民有地を購入し、事業者に貸して整備した例もあります。一方、民有地を購入するのにはたくさんのお金がかかります。そこで、できるだけ費用負担を抑えながら確実に施設を増やしていくために、区有地の活用を含めてさまざまな方法で整備を行っています。
このページに関するお問い合わせ
待機児童解消緊急対策本部(子ども家庭部保育課)
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話:03-3312-2111(代表)