中東呼吸器症候群〔MERS(マーズ)〕について
中東呼吸器症候群〔MERS(マーズ)〕とは
平成24年9月に初めて報告された新しい種類のコロナウイルスによる感染症です。主な症状は、発熱、せき、息切れなどです。下痢などの消化器症状を伴う場合もあります。MERS(マーズ)に感染しても、症状が現われない人や、軽症の人もいますが、特に高齢の方や糖尿病、慢性肺疾患、免疫不全などの基礎疾患のある人で重症化する傾向があります。
どのようにしてMERS(マーズ)に感染するかは、まだ正確には分かっていませんが、ヒトコブラクダがMERS(マーズ)ウイルスの感染源動物の一つであるとされています。
予防方法
中東地域を旅行する場合は、現地では、こまめに手を洗う、加熱が不十分な食品(未殺菌の乳や生肉など)や不衛生な状況で調理された料理をさけ、果物、野菜は食べる前によく洗う、といった一般的な衛生対策を心がけてください。
咳やくしゃみの症状がある人や、ラクダなどの動物との接触や、殺菌されていない乳や肉の喫食を避けましょう。
主として、中東地域において患者の発生が報告されていましたが、平成27年5月には韓国において患者が確認されています。なお、現在までに日本国内での患者は確認されていません。
厚生労働省作成のリーフレット〔「中東呼吸器症候群(MERS)」(2015年9月作成)〕は、下記厚生労働省ホームページの「2.リーフレット」をご覧ください。
流行国等から帰国された方へ
中東地域から帰国・入国の方で、14日以内に、38度以上の発熱及び咳をともなう急性呼吸器症状が出た場合は、医療機関を受診する前に、まずは保健所へご連絡下さい。
お問い合わせ・連絡先
- 杉並保健所 保健予防課
平日 午前8時30分~午後5時15分
電話:03-3391-1025 - 東京都保健医療情報センター(ひまわり)
土曜日・日曜日・休日・夜間
電話:03-5272-0303
医療機関の皆様へ
下記厚生労働省ホームページ「中東呼吸器症候群(MERS)について」の「4.自治体、医療機関向けの情報」の「2017年07月07日掲載 中東呼吸器症候群(MERS)の国内発生時の対応について」をご覧ください。
関連情報
このページに関するお問い合わせ
杉並保健所保健予防課感染症係
〒167-0051 東京都杉並区荻窪5丁目20番1号
電話:03-3391-1025(直通) ファクス:03-3391-1927