放射線に関する説明会・シンポジウムを開催しました
区は、これまで行ってきた区内の水道水やプール水、土壌・砂の放射能と、区内の小中学校等の区間放射線量の測定結果をふまえ、7月と9月に説明会(計5回)とシンポジウムを開催しました。
当日の参加者、資料、主な質疑と当面の対応については以下のとおりです。
説明会
- 平成23年7月14日(木曜日)午後3時から杉並第十小学校にて(参加者:78名)
- 平成23年7月15日(金曜日)午後3時から桃井第五小学校にて(参加者:67名)
- 平成23年7月20日(水曜日)午後3時から高井戸小学校にて(参加者:69名)
- 平成23年7月21日(木曜日)午後3時から桃井第三小学校にて(参加者:97名)
- 平成23年9月10日(土曜日)午後6時30分から阿佐ヶ谷中学校にて(参加者:56名)
計367名
シンポジウム
平成23年7月30日(土曜)午後2時から産業商工会館にて(参加者:160名)
当日の説明資料はこちらからご覧ください。
- 加藤和明氏(高エネルギー加速器研究機構名誉教授)の説明資料「放射線と安全管理」 (PDF 1.0MB)
- 津金昌一郎氏(国立がん研究センターがん予防・検診研究センター予防研究部長)の説明資料「放射線による発がんリスク 他の発がんリスクを踏まえて」 (PDF 2.3MB)
- 杉並区危機管理室長の説明資料 (PDF 588.9KB)
当日の様子をまとめた動画(DVD)の貸出しを行っています。詳しくは危機管理対策課(電話:03-3312-2111(代表))へお問い合わせください。
主な質疑と当面の対応
給食について
産地の公表に加えて、食材・牛乳の検査を実施してほしい。
区立保育園は平成23年7月11日から、小中学校等は2学期から、産地の公表を実施しています。
食材は、安全が確認されたものが市場に流通していると考えており、区としては現在のところ検査を実施する考えはありません。
学校給食の牛乳は、この間、放射性物質の検査を実施するよう、製造者に要請してきましたが、このほど9月から検査を行うとの回答を受けています。
保育園では、複数の製造者から納入されており、引き続き要請を行っています。
弁当持参を認めてほしい。
給食の目的・役割の観点から、弁当持参は好ましいものではないと考えています。しかし、保護者と十分に話しをした上で、やむを得ないと判断した時には必要な対応を図ることとします。
砂場の砂の入れ替え(除染)について
今ある放射能を除去して濃度の低減を図ってほしい。
測定結果から、健康に影響を与えるレベルではないので行う予定はありません。
測定場所について
校庭等の中央部分のみだけではなく測定箇所を増やしてほしい。
継続して実施する8カ所の保育園・小中学校・公園で、測定箇所を増やして23年8月に実施します。
公園等の測定を行ってほしい。
全ての区立公園で、今後測定を実施します。
杉並清掃工場について
焼却灰や周辺環境測定を行ってほしい。
東京二十三区清掃一部事務組合は焼却に伴い発生する灰等について放射能濃度調査を実施して公表しています。
工場周辺の保育園・小中学校については測定を実施していますが、加えて、工場周辺の測定を実施します。
内部被ばくについて
子供の健康診断・尿検査を実施してほしい。母乳の検査を実施してほしい。
これまで東京都や区が実施している測定結果が健康に影響を与えるレベルではないため、内部被ばく検査を行う予定はありません。
緊急時の対応について
緊急時の学校への連絡体制と対応マニュアルを整備してほしい。
国等から勧告等が出された場合には、教育委員会から各学校に対して必要な指示を行うなど迅速な対応を図ります。
説明会・シンポジウムについて
引き続き説明会を実施してほしい。
今後行う測定を終えた段階で、説明会を開催する予定です。
独自基準の制定について
区独自の放射線の安全基準を設定して、子供の安全を守ってほしい。
放射線に係る安全基準は、広域的な設定が必要なことから、現時点で区独自の基準を定める考えはありません。
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このページに関するお問い合わせ
環境部環境課公害対策係
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話:03-3312-2111(代表) ファクス:03-3312-2316