人を誘うだけで儲かるバイト (マルチ商法・ネットワークビジネス)

 

ページ番号1008197  更新日 平成28年1月16日 印刷 

質問

イラスト:困った表情のなみすけ

友人から「人を誘うだけで儲かるバイトがあるよ」と言われ説明会に誘われました。会場に行くと、化粧品や健康食品を買ったり、友人を誘ったりして、簡単にお金がもらえるというサークルの勧誘でした。ネットワークビジネスという画期的な販売方法とのことで、心が動きましたが、「そんなにおいしい話があるのかな?」と心配になり相談しました。

回答

世の中にはそう簡単にはおいしい話などありません。相談者が誘われたのは、販売組織の会員が、新たな会員を勧誘し、その会員がさらに新たな会員を入会させることで、組織をピラミッド式に拡大し商品を売るマルチ商法の会員です。マルチ商法では、会員を増やすことで得られる利益(マージン)が、商品・サービスを売って得られる利益よりも大きいため、会員の勧誘活動に懸命になってしまいます。しかし、組織の拡大には必ず行き詰まりが生じます。新たな会員の勧誘が出来なくなると自分自身で大量に商品を買い込むなど、深みにはまるケースが多く見られます。
マルチ商法でもうかるのは、結局、下位の会員に新会員獲得をさせる組織の上層部だけといわれています。

マルチ商法では、無条件で契約を解除できる20日間のクーリング・オフ期間が設けられています。契約書面を受け取った日(再販売型取引の場合で商品の引渡しの方が後である場合は、その日)から数えて20日間以内であれば、書面により契約の解除(クーリング・オフ)ができます。

注記:クーリング・オフの書き方については「クーリング・オフとは」のページよりご覧ください。

クーリング・オフ期間経過後でも、組織の加入契約はいつでも解除できます。
トラブルに巻き込まれたときは、早めに消費者センターへご相談ください。

 

このページに関するお問い合わせ

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