杉並区中学生レスキュー隊発足式及び第一回合同訓練
杉並区中学生レスキュー隊は、中学生の防災意識や地域貢献意識の向上を図ること目的として、平成17年度から編成されています。7月5日には、平成27年度杉並区中学生レスキュー隊発足式及び第一回合同訓練を阿佐ヶ谷中学校で実施しました。
発足式では、代表生徒による決意表明が行われました。「日頃から他の生徒の先頭に立ち、中学生の防災意識を高めるきっかけをつくります。」と、頼もしい言葉が聞かれました。その後、教育委員会事務局次長から各校の中学生レスキュー隊1年目の代表生徒に隊員用帽子が授与されました。
- 写真の説明:右の写真はD級ポンプを使用した放水訓練の様子です。
消火活動で使用するポンプを使用し、実際の放水時の圧力を体験しました。
合同訓練では、傷病者搬送、AED操作、D級ポンプを使用した放水訓練の他に、今年度から新たに東京ガス株式会社のご協力を得て、ガス復旧操作訓練を実施しました。
- 写真の説明:右の写真は車いすを使用した傷病者搬送訓練の様子です。
傷病者の車いすへの乗せ方、搬送方法や、思いやりを持って搬送する大切さを教わりました。
ガス復旧操作訓練では、「ガスマイコンメーター」について学びました。「ガスマイコンメーター」は、区内のほぼ全戸に設置されていて、震度5程度の地震を感知すると自動的に停止します。東日本大震災の時には、区内の各所で確実に作動し、安全が確認されました。
しかしながら、自宅のメーターが初めて作動し、復旧のできないお宅や高齢者の単身世帯から、区の防災課へ多数のお問い合わせがありました。
「ガスマイコンメーター」は単純な器具ですが、ご高齢の皆さんには、復旧することが難しいことが解った事例となりました。そこで、東日本大震災の教訓として、メーターの復旧作業を中学生が体験し覚えることは、自宅や祖父母宅、更に、ご近所の役に立つと考えました。
訓練中、生徒達は真剣に話を聞き、ガス復旧について理解を深めていました。
- 写真の説明:右の写真はガス復旧操作訓練の様子です。
震災発生時など、ガスの供給が止まった時の復旧方法について教わりました。
杉並区中学生レスキュー隊は、これからも中学生らしい訓練を重ね、地域の方々と共に活動してまいります。
このページに関するお問い合わせ
教育委員会事務局学校支援課学校支援係
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話:03-3312-2111(代表) ファクス:03-5307-0692