荻外荘これまでの歩み
荻外荘の歴史
荻外荘の歴史を、関連する日本の出来事とともにご紹介します。
昭和2年(1927年)
- 東京帝国大学医科大学教授(現 東京大学医学部)や宮内省侍医頭などを歴任した入澤達吉(いりさわ・たつきち)が、後に「荻外荘(てきがいそう)」と呼ばれることとなる別邸を建てる。設計は、入澤の義弟で、築地本願寺などを設計した建築家の伊東忠太(いとう・ちゅうた)。
昭和6年(1931年)
- (満州事変勃発)
昭和12年(1937年)
- (第一次近衞内閣組閣・盧溝橋事件がおこる・日中戦争が勃発)
- この年の第一次近衛内閣を含め、3度内閣総理大臣を務めることとなる政治家 近衞文麿(このえ・ふみまろ)が、荻外荘に移る。
昭和15年(1940年)
- 荻外荘で「荻窪会談」が行われる。
- (第二次近衞内閣組閣・日独伊三国同盟締結)
昭和16年(1941年)
- (第三次近衞内閣組閣)
- 荻外荘で「荻外荘会談」が行われる。
- (東條内閣組閣)
- (太平洋戦争が勃発)
昭和20年(1945年)
- (原爆投下・終戦)
- 近衞文麿が荻外荘で自決する。
昭和21年(1946年)
- (第一次吉田内閣組閣)
昭和22年(1947年)
- (第一次吉田内閣退陣)
- 退陣した吉田茂が、荻外荘に移り住む。吉田茂は、戦後5度にわたって内閣を組織した政治家。
昭和23年(1948年)
- 荻外荘が、第二次吉田内閣組閣の人事構想の場となる。
- (第二次吉田内閣組閣)
- 吉田茂が荻外荘から去る。
昭和35年(1960年)
- 玄関棟と客間棟が豊島区へ移築される。
- 北側附属屋が解体撤去される。
昭和37年(1962年)
- 屋敷地南側の池が埋められる。
荻外荘復原・整備 これまでの歩み
荻外荘復原・整備のこれまでの歩みをご紹介します。
平成24年(2012年)
- 近衞文麿の次男 通隆氏が逝去。
- 地元10町会より荻外荘に関する要望書が杉並区に提出される。
平成26年(2014年)
- 杉並区が、荻外荘の建物部分を含む敷地を取得。
- 都市計画緑地として都市計画決定。
- 荻外荘の整備・活用方針を決定。
平成27年(2015年)
- 荻外荘公園南側部分暫定開放開始。
- 「(仮称)荻外荘公園基本構想」策定。
平成28年(2016年)
- 荻外荘が国の史跡に指定される。
平成29年(2017年)
- 「荻外荘保存活用計画」策定。
平成30年(2018年)
- 杉並区が、荻外荘の豊島区内に移築された部分を取得。
令和元年(2019年)
- 「(仮称)荻外荘公園整備基本計画」策定。
令和3年(2021年)
- 荻外荘の東側の道路を挟んだ向かいの土地を、荻外荘公園の追加用地として杉並区が取得。
- 「(仮称)荻外荘公園の追加用地整備基本計画」策定。
令和4年(2022年)
- 国指定史跡荻外荘(近衞文麿旧宅)復原整備工事について、株式会社竹中工務店 東京本店と契約成立。
- 国指定史跡「荻外荘(近衞文麿旧宅)」展示休憩施設棟建設工事に伴う基本設計及び実施設計業務について、株式会社隈研吾建築都市設計事務所と契約成立(公募型プロポーザル)。
令和5年(2023年)
- 国指定史跡「荻外荘(近衞文麿旧宅)」展示休憩施設棟建設工事に伴う基本設計及び実施設計業務が完了。
- 令和6年(2024年)12月に開園予定の荻外荘公園と、近隣の大田黒公園、角川庭園(3つあわせて「荻窪三庭園」)の施設運営パートナー(指定管理者)を選定する公募型プロポーザルを実施。
令和6年(2024年)
- 「荻窪三庭園」の施設運営パートナー(指定管理者)に株式会社虎玄(こげん)を指定。
- (仮称)杉並区立国指定史跡「荻外荘(近衞文麿旧宅)」展示休憩施設棟建設工事について、スターツCAM株式会社と契約が成立。
- 国指定史跡荻外荘(近衞文麿旧宅)復原整備工事が10月末で完了。
- 12月から荻外荘公園の供用開始(展示棟部分を除く)。
現在
- 「展示棟」は令和7年(2025年)7月の運営開始に向け、工事を進めている。
これまでに策定した計画など
これまで策定した計画類をご紹介します。
(注)PDFファイルサイズが大きいため、デスクトップ等にダウンロードしてからご覧ください。
(仮称)荻外荘公園基本設計パネル展示型説明会資料(令和3年7月)
令和3年7月9日(金曜日)と7月11日(日曜日)に、荻外荘公園の基本設計に関するパネル展示型説明会を開催しました。その際に展示した資料をご覧ください。
(仮称)荻外荘公園整備基本計画(令和元年5月)
「(仮称)荻外荘公園基本構想」「荻外荘保存活用計画」などの既往計画に基づき、公園として公開・活用するために必要な手続き、整備手法、運営手法などを提案し具体化することを目的とした計画です。
- (仮称)荻外荘公園整備基本計画 表紙・目次・第1章~第3章 (PDF 2.9MB)
- (仮称)荻外荘公園整備基本計画 第4章の1~3 (PDF 4.7MB)
- (仮称)荻外荘公園整備基本計画 第4章の4 (PDF 9.5MB)
- (仮称)荻外荘公園整備基本計画 第4章の5~6 (PDF 4.7MB)
- (仮称)荻外荘公園整備基本計画 第4章の7~12 (PDF 8.2MB)
- (仮称)荻外荘公園整備基本計画 第5章 (PDF 3.2MB)
- (仮称)荻外荘公園整備基本計画 資料編 (PDF 10.6MB)
国指定史跡荻外荘保存活用計画【概要版】(平成29年3月)
荻外荘の史跡としての価値とその構成要素を明らかにし、それらを適切に保存・活用して確実に次世代に引き継ぐための方針、方法等を定めることを目的とした計画です。
(仮称)荻外荘公園基本構想(平成27年3月)
今後の荻外荘のあり方に関する基本的な方針のほか、庭園及び建物の整備・利活用や管理運営等について、区の考え方を明らかにしています。
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このページに関するお問い合わせ
都市整備部みどり公園課みどりの計画係
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話:03-3312-2111(代表) ファクス:03-5307-0697