トコジラミについて

 

ページ番号1094311  更新日 令和6年5月31日 印刷 

家庭等でトコジラミが発生する要因は、荷物等とともに外から持ち込まれることと考えられています。トコジラミの被害に遭わないためにも、まずはトコジラミについて知りましょう。

トコジラミの特徴

  • 成虫で5ミリメートルから8ミリメートル程度になる小さなカメムシの仲間で、ナンキンムシとも呼ばれます。
  • 吸血性の昆虫で人や動物の血液を吸います。一度吸血すると数カ月吸血しなくても生き延びます。
  • 強い光を嫌い、主に夜間、人が寝ているときに活動・吸血をします。
  • 羽は退化して飛べない一方、歩くスピードはとても速いです。
  • 卵は約1ミリメートルで、ふ化すると、1カ月から2カ月で成虫になります。
  • 寿命は3カ月以上あり、長いと1年以上生きる場合もあります。
  • 扁平で薄い体形をしており、日中は物陰や隙間に潜んでいます。
  • メスは1日に5個から6個、生涯で200個から500個ほど産卵します。
トコジラミの成虫写真
トコジラミの成虫
(出典:日本ペストコントロール協会)
トコジラミと1円玉との比較写真
トコジラミと1円玉との比較
(出典:日本ペストコントロール協会)

トコジラミによる被害

  • 現在のところ、トコジラミが媒介する感染症は報告されていません。
  • 主として夜間睡眠中に腕、足、首回りなどの露出部分が刺され、吸血されます。 吸血される際に体内に唾液が注入され、それに対するアレルギー反応により激しいかゆみや発赤等が生じます。
  • 症状には個人差がありますが、かゆみが激しい場合は十分な睡眠がとれなかったり、皮膚をかきむしることにより皮膚障害を起こすなど生活に支障をきたすおそれがあります。
  • かゆみがひどい場合は、医療機関への受診をお勧めします。
吸血中のトコジラミ写真
吸血中のトコジラミ(出典:
東京都ペストコントロール協会)
赤ちゃんの足の吸血被害の写真
トコジラミに刺された足(出典:
日本ペストコントロール協会)
首の吸血被害の写真
トコジラミに刺された首

家の中への侵入方法

鞄の隙間にあるトコジラミの卵の写真
鞄の隙間にあるトコジラミの卵

トコジラミの卵や幼虫が、荷物や衣服の裏、ポケットなどに付着して、家に持ち込まれることがあります。

トコジラミの潜み場所

  • トコジラミは「狭く」「暗く」「暖かい」場所を好み、昼間や部屋が明るい時には、隙間に潜んでいます。夜間、吸血しやすい寝具周辺は特に要注意です。
  • 生息している場所には、血糞という黒いしみが多く見られます。
トコジラミの潜み場所の図
トコジラミの潜み場所(出典:東京都ペストコントロール協会)
トコジラミの血糞、成虫、卵の写真
トコジラミの血糞、成虫、卵(出典:日本ペストコントロール協会)

トコジラミを見つけたときの対応策

トコジラミは早期発見・早期駆除をすることが大切です。トコジラミを見つけた場合、個人で完全に駆除することは難しいため、信頼できる専門業者へ駆除の相談をすることが望ましいです。
専門業者については、公益社団法人東京都ペストコントロール協会(電話:03-3254-0014)にお問い合わせください。複数の業者から見積もりをとり、十分ご検討の上、駆除を依頼することをお勧めします。 

トコジラミに関するリーフレット

トコジラミについては、下記の添付ファイルも参照してください。

関連情報

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このページに関するお問い合わせ

杉並保健所生活衛生課環境衛生担当
〒167-0051 東京都杉並区荻窪5丁目20番1号
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